KONYとは、アフリカ中部ウガンダの反政府ゲリラ「神の抵抗軍(LRA)」の指導者、ジョセフ・コニーのこと。 ムセベニ現大統領がウガンダの実権を握った1980年代後半以降、部族対立を背景に、20年以上反政府ゲリラ闘争を続けているが、彼の名を有名にしたのは、霊媒師としての特異な"思想"と、少年兵たちに強制した残虐行為だった。 コニーは、彼の口をついて出る言葉は霊のささやきであると主張し、LRAの目的は、ウガンダにモーセの十戒に基づいた政府をつくることだと説いていた。また、村々を襲って少年や少女を誘拐し、LRAの兵士になるよう強要、忠誠心の証しとして親や兄弟姉妹を殺させたり、服従しない者の口、鼻、耳をそがせたりしたという。少女は、コニー自身やLRA幹部の性的奴隷にされることも多く、コニー自身はそのような少女50人を「妻」にしていたとされる。 国際刑事裁判所は2005年、人道に反する罪などでコニー