ここまでは、振幅が指数関数的に減衰していく状態を前提に減衰比や損失係数の求め方について説明しましたが、ここからは減衰比が実際の振動で物理的にどのような意味を持つかについて簡単に解説します。損失係数や Q 値については減衰比から容易に換算できますので、ここでは減衰比に絞って話を進めます。 自由振動とは「外力が加わらない状態」での振動です。そのままではいつまでも静止したままですが、初期条件として初期変位や初期速度を与えると振動を始めます。例として図4 に示すバネマスモデルを考えると、最初に質量 m を引っ張ってバネ k にある変位(初期変位)を与えておいて急に離すと振動を始めますが、これが自由振動です。
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