兵庫県尼崎市で昨年3月、無免許でオートバイに乗り、並走した高校1年、山内美輝さん=当時(16)=の自転車を足で押し、踏切内で電車と衝突死させたとして、傷害致死などの罪に問われた少年(17)の裁判員裁判の判決で、神戸地裁は8日、懲役4年以上6年以下(求刑懲役5年以上8年以下)の不定期刑を言い渡した。 争点は押す行為に対する承諾の有無。判決理由で佐茂剛裁判長は、行為の危険性に加え、山内さんが走行中「怖い怖い」と大声で言っていることから「受け入れていない」と判断した。 山内さんには自ら踏切への突入を回避する方法がなく「生命への重大な危険性があるのは明らか」と指摘した。 判決によると昨年3月28日、山内さんの自転車を時速約49キロで押し電車との衝突で即死させた。 山内さんの兄大輝さん(26)は判決後に記者会見。「被告に反省している様子はなかった。命を奪ったことを重く受け止めてほしい」と話した。
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