約4割の選挙区で無投票=有権者に選択の機会なく-道府県議選 2019年03月30日08時03分 29日告示された41道府県議選は、全945選挙区の39.3%に当たる371の選挙区で無投票当選が決まった。前回と比べて50選挙区増え、割合も5.9ポイント上回った。無投票になった選挙区は全ての道府県にあり、全国的な傾向となっている。住民にとって行政のチェック機能を担う議員を選ぶ機会を失うもので、行政・議会への関心の低下も懸念されている。 5割以上の選挙区で無投票だったのは、秋田、山形、石川、岐阜、和歌山、岡山、広島、香川、佐賀、熊本、大分、宮崎の12県。最も割合が高かったのは、13選挙区のうち9選挙区(69.2%)で無投票となった香川。これに岐阜(61.5%)、広島(60.9%)が続いた。 一方、最も割合が低かったのは大阪だが、それでも53選挙区のうち8選挙区(15.1%)で投票の機会がなくなっ