ブックマーク / www.ienotomo.com (339)

  • 【二世帯住宅】=世代間トラブルを解消する秘訣は、「五感」をキーワードにすると見えてくる。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    土地や建築費の高騰、世帯収入の伸び悩みなどで、改めて二世帯住宅が注目されています。しかし、気心の知れた親子の間とはいえ、複数の世代、世帯が一つ屋根の下に暮らすには、多くの困難が待ち受けているのも現実。規格住宅は少なくありませんが、プランに合わせて我慢しながら暮らすのもおかしな話です。世帯の数だけ、家のかたちがああります。あとあとトラブルが少なくなるように、プランニングの前に整理しておきたいことを考えてみました。 Contents. 親との同居率が高い日社会 二世帯住宅の基は3タイプ 互いのストレスで別居の例も ストレスを事前に予測しよう 自分たちの生活を細かく分析 五感を駆使してトラブル回避 親との同居率が高い日社会 二世帯住宅が増えています。 経済状況はニュースで観るほどいいとは思えませんし、民間企業に勤めるサラリーマン、特に若い世帯の年収は頭打ち。 都市部でも地方でも新たに土地を

    【二世帯住宅】=世代間トラブルを解消する秘訣は、「五感」をキーワードにすると見えてくる。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【家事】=手間をかけることでしか得られない、暮らしの深さ、美しさがある。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    手間がかかる、手間を要する、手間取る――などには、想定した以上に時間や工数がかかるなどの意味があります。もっと短時間で済ませたいのに、ああ面倒くさい、ということ?  しかし、簡単にはできないからこそ、奇跡に巡り会えることもありそうです。 Contents. 合理的なアメリカ人の文化 ドイツは冷たい事が多い? 手間ばかりかかった昔の生活 掃除は「あとみよそわか」で 手間の中には「時間」の価値 合理的なアメリカ人の文化 以前、我が家にホームステイしていたアメリカ人のジム君が、ある日、 「1日に3度も火の通った熱い料理べるなんて合理的じゃない」 といったことがありました。 料理に合理的とか合理的じゃないとかあるんでしょうかと尋ねましたら、 「そんな時間があるのなら、家族が一緒に過ごせる時間を大事にすべきでしょう」 というのです。 確かに、主婦だけがキッチンに立って調理をし、お父さんと子

    【家事】=手間をかけることでしか得られない、暮らしの深さ、美しさがある。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【子どもと本】=「人は生きるに値する」ことを、子どもたちに伝えること。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    地震、水害など、大規模な災害が起きるたび、自分には何ができるだろうかと考えてしまいます。しかし、ボランティア、募金など、すぐに行動を起こせる人ばかりとも限りません。せめて、いちばんの弱者ともいえる子どもたちにできることを考えてみました。 Contents. 3.11被災地で歓迎された 赤ちゃんのものが足りない 生涯消えることのない言葉 沈黙と祈りだけで届くもの 言葉を選んで発することを 3.11被災地で歓迎された 東日大震災から9年が経ちました。 その後も、熊地震、大阪北部地震など大きな地震が起こり、九州北部豪雨や西日豪雨をはじめ、日各地で水害が発生して、その都度大きな被害が出ています。 まだ被災地、ましてや避難所にいる方々は、不安を抱えたまま毎日を過ごされているのではないかと思います。 心から、お見舞い申し上げます。 災害に関するニュースを聞くたび、すぐにボランティアに参加で

    【子どもと本】=「人は生きるに値する」ことを、子どもたちに伝えること。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【縁側とご縁】=何もかも、「いまの私で丁度よい」という「仏様のことば」に納得する。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱さ、そしてエゴ。向こうからやってくる「縁」もあれば、引き寄せる「縁」もあるようです。 Contents. 縁側のある家に憧れる 並ぶから話せることも 「因」と「縁」の違い 選んだものが目の前に 「ありがとう」が修行 悲しみさえも丁度よい 出来事なら感謝できる 縁側のある家に憧れる 子どもの頃から縁側のある家が憧れでした。 しかし、自宅は絵に描いたような住宅地にあり、敷地も60坪ちょっと。 隣家が境界線ぎりぎりにまで迫っています。 こんな環境では、庭先に縁台は設けられても、風景を楽しめるような縁側など望むべくもありません。 性能にはこだわりましたが、家のかたち

    【縁側とご縁】=何もかも、「いまの私で丁度よい」という「仏様のことば」に納得する。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【屋根】=軒先にツララができるのは、天井から熱が逃げっぱなしの証拠。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    でいちばん寒いところで、暮らしたことがあります。寒いのは苦手ですが、冬という季節は大好き。雪景色もきれいですが、晴れた日、家々の軒先にズラリと並んだツララは、お日様の光を湛え、まるで水晶のように輝いて見えます。子どもたちの玩具としても、ツララは人気もの。しかし昨今、北国を旅しても、ツララの多い家へめっきり少なくなりました。これは住宅の断熱性能の進化といってもいいでしょう。少しだけさびしい気もします。 Contents. 宝石みたいにきれいなツララ どんな玩具にもなってくれた ツララ落としは仕事のひとつ ツララの有無でわかる断熱性 いまだ理解されない住宅性能 宝石みたいにきれいなツララ 北国に住む子どもたちにとって、ツララは、外遊びには欠かせない玩具でもありました。 鋭く長いツララは刀がわり。 友だちと、えいっ、やっ、とチャンバラごっこをするのです。 ツララをぶつけ合うとすぐに割れてしま

    【屋根】=軒先にツララができるのは、天井から熱が逃げっぱなしの証拠。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【認知症】=私の母が認知症を患い、在宅介護を経て施設(グループホーム)に入るまで。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    父が亡くなったあと、30数年にわたり一人暮らしを続けてきた母。続けたのではなく、続けてくれたのです。しかし、私たちが気づかぬうちに、認知症はゆっくりと進行していました。実家を整理し、遠く離れた私の家に同居することになったのが5年前のこと。その後、いくつかの事件があって、近くのグループホームに入居することになりましたが――。 Contents 30年間の一人暮らしの果てに 悲しい顔をすると悲しい顔に 作り笑顔が母の表情を変えた 初めてべた塩なしおにぎり やがて家族が壊れていく過程 施設入居を決断したきっかけ 覚悟をすることと諦めること 30年間の一人暮らしの果てに 母「今日は、ホウレンソウと小松菜の胡麻和えを作るから」 私「それ、昨日の夜にも作ったでしょう」 母「そうだった?」 私「何度いっても、忘れるんだから」 実家に帰るたびに、 こんな会話が増えていきました。 父が亡くなってから 30

    【認知症】=私の母が認知症を患い、在宅介護を経て施設(グループホーム)に入るまで。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【クリスマス/心の空間】=サンタクロースを住まわせる部屋を持てる人。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    雪の日、寒い日が続いています。こんな日、あなたがふと思い出すあたたかな時間、あたたかな場所って、どんなのですか。あなたの家にサンタさんがきっと来ますように。 Contents. 炎と体温の記憶をたどれば 数字に変換できない大切さ 心の中の収容能力について 「星の王子さま」の宝もの 炎と体温の記憶をたどれば あたたかな、と聞いて、思い出すのは二つの場面。 一つは、茶の間の真ん中に置かれた石炭ストーブ。厳寒期にはマイナス10℃にもなる私の育った故郷では、11月のはじめから石炭ストーブの火を昼夜絶やすことはありませんでした。 昼間はストーブの口を大きく開けて空気がたくさん入るようにし細かな石炭をくべて、強い勢いで燃やしますが、夜は大きな塊のものを選んで火持ちをよくし、それが朝にまでぽやぽやとゆっくり燃えるよう、ストーブの口を萎めて燃やすのです。 夜、家族が寝静まったあと、闇のなかで炎が動く音が静

    【クリスマス/心の空間】=サンタクロースを住まわせる部屋を持てる人。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【暖房】=創エネ設備は後回し。屋内の温度分布を均一にできる躯体性能を最優先してゼロエネに挑む。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    の家庭内で消費されるエネルギー消費は上昇の一途をたどり、上昇率は国際的にも突出しています。暖房や給湯に関わるエネルギーは、さほど増加しているわけではないのに、家電製品や照明などのエネルギーが一向に減少する気配を見せていないのです。家の中のどこでも快適な温度に保たれた欧米と異なり、日の家はいまも夏は熱中症になるような暑さ、冬はいつヒートショックになってもおかしくない寒い不健康な家ばかり。私たちの日人の家と暮らしをいま一度、見つめ直します。 Contents. 暑さ・寒さと健康との関わり 我慢を強いる家は家ではない 躯体の省エネと設備の省エネ 暖かいと「寒くない」の差? 暑さ・寒さと健康との関わり 日の世帯当たりの用途別エネルギー消費量は、暖房と給湯で約70%割を占めており、冷房は1-2%程度でしかありません。 圧倒的に暖房用が多いのです。 それでも欧州諸国の暖房エネルギー消費量と比

    【暖房】=創エネ設備は後回し。屋内の温度分布を均一にできる躯体性能を最優先してゼロエネに挑む。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【暖房】=家庭の光熱費は増える一方なのに、少しも心地よい環境にならない日本の住宅・エネルギー事情。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    の家庭内で消費されるエネルギー消費は上昇の一途をたどり、上昇率は国際的にも突出しています。暖房や給湯に関わるエネルギーは、さほど増加しているわけではないのに、家電製品や照明などのエネルギーが一向に減少する気配を見せていないのです。家の中のどこでも快適な温度に保たれた欧米と異なり、日の家はいまも夏は熱中症になるような暑さ、冬はいつヒートショックになってもおかしくない寒い不健康な家ばかり。私たちの日人の家と暮らしをいま一度、見つめ直します。 Contents. 暑さ・寒さと健康との関わり 我慢を強いる家は家ではない 躯体の省エネと設備の省エネ 暖かいと「寒くない」の差? 暑さ・寒さと健康との関わり 日の世帯当たりの用途別エネルギー消費量は、暖房と給湯で約70%割を占めており、冷房は1-2%程度でしかありません。 圧倒的に暖房用が多いのです。 それでも欧州諸国の暖房エネルギー消費量と比

    【暖房】=家庭の光熱費は増える一方なのに、少しも心地よい環境にならない日本の住宅・エネルギー事情。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【地震と住宅】=災害を生き延びる、住宅性能の基本と対策。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    世界でも有数の地震国・日。地震を予知することは依然難しく、思いもよらない地方で大きな地震が頻発しています。どこに住んでも、地震が起きることを前提にすれば、可能な限りの備えが家族を守ることにつながります。加えて、近年の豪雨被害。災害時、どんなことを、どう備えればよいのか。備えあればの精神こそ、困難を生き抜く覚悟の体現といえそうです。 Contents. 震度6~7で倒壊しない家とは 住宅性能表示制度「耐震等級3」 建築基準法は最低基準と捉える 1981(昭和56)年がリスクの境 耐震・制震・免震の違いを知る 耐震診断だけは受けておきたい 地震保険の加入をどう考えるか いまだ4割にも満たない加入率 建物再建より生活の再建を優先 あえて災害情報を遮断する意味 震度6~7で倒壊しない家とは 地震国・日。 建築基準法では、木造、鉄骨造、 鉄筋コンクリート造といった 構造種別に関係なく 「震度6強

    【地震と住宅】=災害を生き延びる、住宅性能の基本と対策。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【省エネ基準】=家族の健康、住まいの耐久性から考える、断熱・気密・換気という3条件。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    住宅寿命は30年前後。欧米諸国の数分の1しかない短命な住宅のためにローンを組み、世代を超え、住宅のために働き続けます。近年「100年住宅」という言葉を耳にしますが、まだまだ実現までは遠い道のり。また「100年」には憧れても「1000年住宅」はというと、心の中は複雑です。なかなか高まらない省エネへの意識と、耐久性との関係。そこには、日人の生命観も微妙に影響しているかもしれません。 Contents. カビのある家が日の標準? 温熱環境には無関心な日人 日住宅を短命にする結露 障子の弱さが伝えることとは 化学物質でいいもの悪いもの 生命あるものを慈しむ気持ち カビのある家が日の標準? もう10年以上も前。 東京の出版社で行われた編集会議でのことです。 20年以上の経験を積んだベテラン編集者が集まる会議でしたが、たまたま、日では「100年住宅」や「カビのない家」「省エネ住宅

    【省エネ基準】=家族の健康、住まいの耐久性から考える、断熱・気密・換気という3条件。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【林住期】=「身軽さ」より「己(み)軽さ」の人生がいい。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    家族をもって、家を建てて、お金を稼いで、気が付いたら、老年。果たして自分の人生は何だったのだろうと振り返る人も少なくありません。多くの情報、お金、人脈を得てもなお不自由で満たされないのはなぜなのかしら。 Contents. 中年から老年はあっという間 思春期のいちばん大きな問題 身体は老いても精神を満たす 病的なまでに健康を求める人 断捨離的な身軽さではなくて 中年から老年はあっという間 いつの間にか自分も「中年」…と思っていたのもつかの間、あっという間に「中年」を通り過ぎ「老年」の域に達しつつあります。 小さな文字は一層見えにくくなり、身体の動きも鈍くなって、昨冬は凍結路で転倒し、肋骨を痛めてしまいました。 記憶力にも自信がなくなり、あ、いま、何を探していたっけと、何を忘れていたのかも忘れるようになって、眼鏡をかけながら眼鏡を探すことなどしょっちゅうです。 今日、ネットで注文したが届い

    【林住期】=「身軽さ」より「己(み)軽さ」の人生がいい。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【家の壁・子どもとの壁】=子ども部屋は子どもの人数分、という失敗。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    かつての日の家は(小さな家でも)大きな空間をふすまや障子で仕切り、開閉を自在にしながら住みこなす技術が求められました。それが、ある時期からプライバシー確保の名のもとに小さな面積にたくさん壁が設けられ、狭い個室ばかりの家が増えていきます。nLDKという、実は世界に例のない日独自の空間概念が生まれ、家族の暮らしも、家族と家族の気持ちのつながりまでも分断されつつあります。建築的な壁はハンマーで壊すこともできますが、いったん家族の間にできた心と心を隔てる壁は、そう簡単には壊すことができないのです。 Contents. 家族が音でつながっていた家 聞こえていても聞かない意志 プライバシーって何だろう? ここから先に行ってはならぬ 家族が音でつながっていた家 生まれてから4歳まで、鉄道官舎で過ごしました。 父は鉄道員でした。 6畳1間に台所と便所の簡素な造り。 その後移り住んだ家も、8畳の茶の間に

    【家の壁・子どもとの壁】=子ども部屋は子どもの人数分、という失敗。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【しない生活】=「もっと」をやめることで得られるしあわせ。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    もっとほしい。もっと生きたい。もっと前に。もっと大きく。人生は限界、締め切りだらけなのに、私たちはいつも「もっと」を望みます。何かを「しない」ことは罪悪なのでしょうか。人生にもいつか終わりが訪れます。その締め切りを意識すること、しないことで得られること。 Contents. みんな「締め切り」の中で生きている 「もっと」の先に待っているのは何? 数を選ぶことと深さを選ぶことの違い いま・ここでしか生きられない私たち 締め切りを受け入れ諦めることの豊穣 みんな「締め切り」の中で生きている 限界。 水も電気も石油もガスも森林も有限のはずですが 私たちは、いつの頃からか、 そこに限りがあることなど考えもしなくなってしまいました。 みーんな、どこかにあって なければ、どこからかやってきて お金さえ払えば、みんな手に入ると信じてきたのです。 締め切り。 これも同じようなものです。 私たちは、 ほとん

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  • 【建築家の名言集】=Less is More――削れ! 削れ! 削れ! - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    このブログでは繰り返し、家や暮らしを、ビジュアルではなく「言葉」で考えることの大切さを述べてきました。特に、失敗の少ない家づくりのためには、どれだけ多くの「言葉」を自分の内側から拾い集めたかで決まるといっても言い過ぎではありません。私たちに大きなヒントを与えてくれる、世界の建築家や大工の言葉。解釈は自分なりでいいのです。 Contents. 選択に迷ったときには 解答はまあまあで良い 「男と女の家」の基 選択に迷ったときには 空間の造形とは、光の造詣だ。 ルイス・カーン 良い建築には独特の匂いがある。 中村好文 建築は、時間を超えた環境をつくりだすため、幾世代もの間で連綿と交わされる対話である。 ヴィンセント・スカーリー グローバルに考え、ローカルに行動せよ。 バックミンスター・フラー www.ienotomo.com by casaschwanck 家族は家族してないとない。 林昌二

    【建築家の名言集】=Less is More――削れ! 削れ! 削れ! - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【Home or House?】=インドの旅と日本の被災地で学んだ、住むこと、生きること、尽くすこと。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    今年も日の各地が深刻な災害に見舞われました。その都度、多くの人が家を失い、不自由な暮らしを余儀なくされています。そんなニュースを見るたびに思い出すのが、インドの旅と東日大震災のあとの被災地での出来事。 災害のあとさきに私たちが失うものと、そこから得るものとは。 Contents. ハリジャンと呼ばれる人たち 雨の道にばらまかれたお布施 路上の母と子と過ごした一夜 避難所にできた温かな繋がり 私たちのなかにある「Home」 ハリジャンと呼ばれる人たち 汗と泥、生ゴミとスパイスの臭いが入り交じり、路地裏全体に漂っていました。 そこに、突然のスコール。 泥の混じった水が、膝のあたりまではね上がってきます。 人も牛もタクシーもごっちゃ混ぜのカオス。 さらに細い路地に入ると、大人の胸の高さほどの貧相なテントが遠くまで並んでいました。 ハリジャンです。 インドで紀元前から続く身分制度「カースト」の

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  • 【家づくり】=「50」のキーワードだけで家を考え、買う、建てる。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    キーワードをいくつ自分のものとして抽出し、保持できるか。どんな仕事でもそうですが、家づくりも例外ではありません。いくつもの言葉を持ち、その言葉からビジュアルを生成し、建築という三次元に立ち上げる。このプロセスが、家づくり成功の秘訣といえます。 Contents. 建築のプロをめざすと失敗する 暮らしを分析すると家が見える 最低 250のキーワードを揃える 依頼先を決める前の大事なこと 建築のプロをめざすと失敗する 家づくりはつらい作業の連続です。 知人のなかには一時的に精神状態が壊れる寸前になった人もいれば、家を建てて引っ越しをし、その1カ月後に離婚した夫婦もいます。 3年がかりで計画をして完成した2世帯(3世代)住宅に移り住んで間もなく、アパートに引っ越してしまったおじいちゃん・おばあちゃんもいました。 人生で最大の買い物だけに失敗は許されませんし、したくもありません。 情報誌を購入し、

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  • 【ほんとうのシンプル】=「単純であること」と「無駄を削ぐこと」。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    芸術は【引き算】から生まれる、といわれます。建築、文章、写真、家づくりにも同じことがいえそうです。毎日の仕事、家事だって、引き算の繰り返し。過剰さで価値を計るのではなく、無駄を省き、主題を浮き彫りにすることは至難の業です。そのあとに【余韻】を醸すことができれば、ほんもの、なのですが。 Contents. 足し算の人と引き算の人 無駄を削いだ日文化 変わらないことのすごみ 単純なものとエネルギー 簡潔・省略・余韻のこと 足し算の人と引き算の人 ポスターやパンフレットのデザインとは異なり、雑誌や書籍のデザインはエディトリアルデザインの分野に入ります。 専門的にいうと、書籍の場合は装幀という専門分野が存在し、雑誌などのデザインとも一線を画します。 限られた誌面に過剰なケイ線、必要以上に大き目の活字、そこまで大きく、増やさなくてもいい写真――など、とにかく多くの情報を詰め込むタイプのデザイナー

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  • 【仏壇】=葬式なし、墓なし、仏壇なし、という選択。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    新築の家におじゃましますと、仏壇のない家、仏壇の代わりに簡単な祭壇を設けた家が増えていることに気づきます。核家族化、少子高齢化、狭小な家が増えている影響ともいえますが、私たちの家づくり、先人たちへの思いは、どんなふうに変わっていくのでしょう。 Contents. 仏壇・葬儀にこだわらない現代 仏壇よりも写真が身近に感じる 日家屋の変遷と仏壇との関係 機能をかたちで考えない選択肢 ありがとうの気持ちだけでいい 仏壇・葬儀にこだわらない現代 仏壇のない家が増えています。 小さ目の家が増えて、仏間がなくなったこと、 核家族化が進んだこと、 マンションやアパートに住む人が増えて 仏壇を置くスペースのないこと、 理由はいくつかありそうです。 仏壇があったとしても、 デザインが大きく変わってきたことにも気づきます。 キューブ型のかわいいデザイン。 お位牌だけが入る、A4サイズのもの。 リビングにある

    【仏壇】=葬式なし、墓なし、仏壇なし、という選択。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【子どもの自立】=思う存分の依存を経てこそ、子どもは親から安心して巣立つことができる。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    子育ての最中、甘えや依存というと、あまり聞こえがよくないように思われがちです。自立というと、ちょっとカッコがつく気がするかもしれません。しかし、子どもにとっては「おなかいっぱい」というほどの依存が必要な時期があります。そんな自立と依存を経て再生した家族の小さな物語。 Contents. 子どもの万引き事件 課題を創った子ども 大人たちが川の字で 自立と孤立の関係性 家とうちとの違いは 子どもの万引き事件 C子さん夫は、 長い間深刻な不和の状態にあり、 互いに離婚は 時間の問題と考えていました。 お子さんは中学生の男の子。 ある日、スーパーで万引きをして 補導されてしまいます。 夫は「どうして自分たちの子がこんなことを…」 と戸惑い、途方に暮れました。 C子さんは毎日、 涙が止まりませんでした。 が、この事件がきっかけとなり、 いつの間にか、 夫は以前より話をするようになっていました。

    【子どもの自立】=思う存分の依存を経てこそ、子どもは親から安心して巣立つことができる。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】