ブックマーク / kakusika.com (58)

  • 冬が近づくについてのあれこれ - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    kakusika.com この文章を書いてすぐ、あっという間に夏は去っていった。毎年アラバスタと冬島を往復しているだけ。二季の日。 暑いという一槍で戦う夏に対してあれだけ憎悪を持ち合わせていたのに、手放したら手放したで少し寂しく感じる。それは自分の今夏が充実していなかったからというのもある。充実していたらしていたで寂しく感じるのだろうが。で、夏が恋しくなってまた来年の6月ぐらいに買い戻して後悔なんかしたりする。一生学ばないし、一生学べない。 この季節頼りになった半袖たちも、もう通用しなくなってしまった。暑さ耐性はあったものの寒さ耐性がない。モンハンの装備みたい。午前6時に家を出てバイト先へ向かうため自転車に跨った一漕ぎめで、半袖じゃ防ぎきれない冷たい風の洗礼を浴びる。我慢してたどり着いた職場で社員さんが「もう限界やろ」と言ってくる。その通り、いろんな面で。さすがに寒すぎるので、シャツを

    冬が近づくについてのあれこれ - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • コビー「もう(夏)やめましょうよ!!!電気がも”ったいた”い!!!」 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    「もう(夏)やめましょうよ!!!電気がも”ったいた”い!!!」 9月に入ったあたりから、自分の正義感の中に潜む漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の海兵・コビーが頂上戦争の時よろしくこう叫んでいる。 フリーター1年目。天竜人(社会)への献上金(年金や国民保険)を支払うために、今年の初めからゴミ収集のバイトを始めた。薄っぺらい自分の人生の中で数少ないバイト遍歴を辿っても、このゴミ収集のバイトが初めての野外での肉体労働だった。朝の7時から集積所を周り、午前中の間はトラックを乗り降りしゴミを荷台に積んでいく。これがかなりしんどい。そんなことは百も承知で、何なら以前勤めていたスーパーの青果で野菜がパンパンに詰められた段ボールの荷下ろしなんかもしていたので、初心者にしては比較的早く仕事に慣れることが出来た。 それでも慣れなかったのが“暑さ”である。 勤務初日、まだ関係性も出来上がっていない社員さ

    コビー「もう(夏)やめましょうよ!!!電気がも”ったいた”い!!!」 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • 図書館で”見えないもの”に気を遣う - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    図書館を読んでいた。 普段からあまりを読むタイプではないのだが、時々訪れる積極読書期に突入しており、先日借りた3冊を返却しに行くついでに、新しく借りるを選んだ。 (この2冊とExcel) 自分は家で集中してを読めるタイプではなく、移動中や施設などの出先でしか読めない。なので、借りるは30分ぐらいかけて決めた後、読書スペースで読むことにした。大きなテーブルがあり、そこを挟んで向かい合うように一人用の椅子が2つずつ並んでいる。片方の辺の椅子に1人先客のおじさんがを読んでいて、自分はおじさんの意識になるべく入らないよう斜め前の席に座った。 今回読んだのはピース・又吉直樹『夜を乗り越える』。影響を受けたや自身の読書・作家体験を用いながら、「なぜを読むのか」「人間とは何か」について持論を展開していく著者初の新書である。共感できる部分もありつつまだ自分が体験したことのない読書

    図書館で”見えないもの”に気を遣う - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • 初めてが苦手な人へ贈る本/又吉直樹×堀本裕樹「芸人と俳人」【読書感想文】 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

  • vs 本当に働きたくない男/星野源「働く男」【読書感想文】 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    「働きたくない」 言うまでもない。自分の口ぐせである。 将来を意識し始める高校生の頃から繰り返し繰り返し脳内に現れ、時には口から音として発せられることもある。決して相手を油断させるポーズ、口だけではない。高校生の頃、初めてバイトをした焼き鳥屋も週3・3時間と最低限だったし、大学に入る前に始めた派遣バイトも半年で飛んだ。大学2、3年生の一番お金を使って遊びたい時期には一切バイトをせず、渋4年生になって渋々始めたスーパーの青果バイトは土日の午前中6時間を徹底し、それ以上シフトに入れられそうになったので辞めた。フリーターとなった今でも、社会保険料や家に入れるお金を捻出できる程度で働いている。どうだ、有言実行だろう。 書いていて虚しくなってきた。 「働きたくない」と言いつつも、決して「何もしたくない」と言っているわけではないことを分かってほしい。税金は納めるし健康保険も年金も払う(払いたくない気持

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  • 自分を知りたくて/『食物アレルギーのすべてがわかる本』海老澤 元宏 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    自分を知ること。 意外と難しいと最近感じる。そもそも最近になるまで「自分を知ろう」なんて考えたことも無かったし、というか知らないように避けてきた面が大きい。 自分のことなんて知らない方が幸せとまでは言わないが、そこそこ生きやすい。 自分を形作るもの・形作ってきたもの大半に物アレルギーがある。 生まれつき小麦・卵・乳成分を封じられて約20年生きてきたので、それが当たり前になっていたし今更知る必要もないと思っていた。知ったからと言って治るわけでもないだろうし、そもそも完治はしないものだし。それでも知ろうと思ったのは、自分の大半を形成するものの解像度を高めて今後の生活に活かそうと思ったからである。 海老澤 元宏著『物アレルギーのすべてがわかる』はその名の通り物アレルギーについての情報が分かりやすく載っているだ。詳しい情報よりも全貌を知りたかったので、図書館で何冊かあるアレルギー関連の

    自分を知りたくて/『食物アレルギーのすべてがわかる本』海老澤 元宏 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • 6月21日の日記(前編) - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

  • 矢場とんで味噌カツを堪能した話 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    東京に行くついでに名古屋観光した時の話。 名古屋を代表するチェーン店『矢場とん』。事前に名古屋の飲店を片っ端から調べて、名古屋でしかべられないようなものを探していくつか候補が出たが、結局味噌カツをべたくなって矢場とんを選んだ。大須商店街を抜けたところにある店に向かうと、平日の夜にも関わらず10人ほど並んでいた。運よく1~2人用のカウンター席が空いたので、団体客を抜かして案内してもらう。メニュー表を見て一番人気の「わらじとんかつ定」とサイドメニューで美味しそうだった「もつ串」を注文し席に着く。 案内された席はカウンター席の中でも入り口に近く、豚カツを揚げるフライヤーの目の前だった。注文が入る度にオーダーを通す店員さんの威勢のいい声と、パン粉にまみれた豚肉が油の中へ入ってく「ジューー」という音が店内に響く。しばらくして高温の油からあげられたこんがりとした茶色のとんかつが、目の前のバッ

    矢場とんで味噌カツを堪能した話 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • 6月20日の日記(出発まで) - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    午前中はいつも通りゴミ収集のアルバイト。収集箇所が多いしんどい地区だったが、運よくポイントが少ないコースに割り当てられ、3時間半ほどで収集が終わった。 「6時半に来て3時間半だけってなんかもったいなくない?」 同乗していた社員さんに言われ共感したが、その日に限ってはよかった。給料は少ないものの、早めに帰って準備したかったのだ。そう、この日は名古屋観光を控えていた。 趣味が少なくお金を極力使わないあ自分にとって年1、2回だけパーッと使う日がある。劇団・シベリア少女鉄道の公演を東京まで観に行く時だ。テレビ東京系で放送されていた『ウレロ』シリーズをきっかけに主宰の土屋亮一を知り、中3の冬に作・演出を手掛けたアイドルグループ・私立恵比寿中学の舞台『シアターシュリンプ』のBlu-rayを購入。高校1年の時に初めて東京にシベリア少女鉄道を観に行った。円盤化や配信は到底出来ないようなメタ的な仕掛けが満載

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  • 見知らぬマダムのアドバイスで「鯛の煮つけ」を作る - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    先日、大学時代の友人と久しぶりに電話をすることとなった。別に何かがあったわけでもなく、お互いに他愛のない近況報告をしあう。社会人となった友人は苦労しているようで、将来や人間関係についての悩みも多かった。その点自分は相変わらずのほほんと生きているなと思う。特に悩むことがないわけではないのに悩めないことに悩んでいる。複雑な人間だ。「最近どうしてる?」友人の問いに即座には反応できなかったが、「最近に興味が出てきた」と返すことが出来た。その会話の中で前にブログにも書いた人生で初めて魚を三枚おろしにした話をしたところ、「私も最近魚べたよ」と話が広がった。 一人暮らしをして、社会人になって金銭的な余裕も少しは出てきた友人は、日ごろのストレスを料理で溶かすことがあるらしい。魚やに行っていい魚を見つけた友人は同じく魚を選んでいた見知らぬマダムに声を掛け、「この魚ってどうべるのがいいんですかね?」と聞

    見知らぬマダムのアドバイスで「鯛の煮つけ」を作る - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • マメトコナで買った焼き菓子で5日間の幸福を - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    先日、久しぶりに大学に行く用事があり、その際以前も伺った『マメトコナ』にお邪魔した。富田林駅から徒歩5分程度の場所にある焼き菓子のお店に行くため、わざわざ後輩の家に泊まらせてもらい、朝のオープンに合わせて家を出た。 『マメトコナ』はInstagramで同じアレルギーを持つユーザーさんが紹介していたお菓子と喫茶のお店で、マフィンやクッキーなどほとんどのお菓子が卵・乳不使用であるため、物アレルギーの自分にとっては夢のようなお店だ。 以前訪れた際は、喫茶スペースで「米粉と豆腐のラムチョコレートケーキ」と「よもぎ茶」をいただいた。持ち帰りで買った「りんごタルト」「きな粉と甘納豆のタルト」「柚子みそマフィン」も全て大当たりで、次富田林に用事がある際は必ず行こうと心に決めていたのだった。 今回は午後から用事があったためテイクアウトのみ。その代わりにいろんな種類を買おうと結果的に5種類も購入してしまっ

    マメトコナで買った焼き菓子で5日間の幸福を - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~
  • 自由に文章を書けなくなっている - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

  • 飯島奈美に影響を受けて梅酢をとりあえず買ってみた - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    いつもよりも忙しかったバイトを終え、ヘトヘトになりながら家に帰る途中、どうしても何かお金が使いたくなった。自分は自分を孫のように甘やかしまくるので、頑張った時やしんどい時は何かお金を使って疲労を誤魔化している。かと言って、「浪費」というわけでもない。基的にはか服、それもべらぼうに安いものに限る。低価格で元気を生み出せるコスパのいい生き方でよかったと時々思う。疲れている時に限ってチャレンジングな材を買うことが多い。この前は4連勤の帰りにツバスを買い、家に帰ってから慣れない手つきで三枚おろしにした。より疲れは溜まるのだが、行動に移したことの達成感で疲労で満ち満ちた身体に隙間を作る。 今日も今日とてお金を使おうとしたのだが、帰り道にあるいつも通っている数少ない「財布の紐緩めポイント」にときめかなかった。マクドナルドで期間限定発売されているスパイシーチキンマックナゲットがアレルギーでもべれ

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  • 平松洋子『いわしバターを自分で』コロナ禍の”食”を通じて幸せを再確認する【読書感想文】 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    フリーター生活を始めて、自炊することが多くなった。学生時代から引き続いて実家暮らしで晩ご飯はありがたいことに親が作ってくれるが、「昼ごはんは自己調達」というのが我が家の方針で、中学高校大学と休みで家にいる時は昼ごはんを作っていた。と言っても、不器用大雑把男の昼ごはんなんてものは基インスタントラーメンやチャーハンのようないわゆる手抜き料理と呼ばれるものばかりで、フライパンを使ったところで焼くか炒めるの2択しかない。お腹が満たせればそれでいいと思っていた。 しかし、大学に入って1年が経った頃、コロナウイルスが全世界で猛威を振るいだした。何をするにしても「自粛自粛」の一辺倒で、大学側も行政の指示に従いリモート授業が始まったのだ。とにかく、毎日家の中にいる。リモート授業以外何もすることが無く、対面で人と会うことも出来ない暗い日々が続いていた。 ようやくその頃から、に興味を持ちだすようになった。

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  • ディベート最弱王 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    「今日は絶対に何もしないぞ!!」 3連休の中日に、生まれてから幾度となく繰り返してきた不毛な意気込みを決め、朝からダラダラと過ごしていた。昔入れていたゲームアプリを蘇らせ、「こんな感じか」と思い出せばまたアンインストールで先行き不透明なコールドスリープにつく。そんなことを昼前に起きてからずっとしていた。 夕方ごろ、小中時代の友人から電話がかかってきた。 この友人は以前、人生初のパチンコに連れ出した男で、自分に似たどうしようもないやつである。 自分がフリーターで時間に余裕があるのを知っているため、定期的に電話がかかってパチンコに誘ってくる。 これがあまりにも楽しくないのでここしばらくは電話を無視していたのだが、さすがにその日は何もしていなさすぎたので電話に出ることにした。 「麻雀しようぜ」 開口一番これである。『イナズマイレブン』の円堂守かと思った。 どうやら暇すぎるので、4人集めて麻雀がし

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  • 卵・乳アレルギーでも食べられる「ラーメンまこと屋」に行ってきた話 - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    先日、久しぶりに外出する機会があった。 地獄の肉体労働4連勤を終えた翌日、仲良くしている後輩が出演する演劇を観に行く予定を前々から入れていた。4回公演の千秋楽回で、午後5時から。 自分はせっかく外に出るならいろんな予定を詰め込みたいタイプなので、当日の演劇までのスケジュールを入れた結果、午後0時30分からずっと好きだったアイドル「TEAM SHACHI」のフリーライブ、その後昼ごはんをべて演劇、という流れに決まった。 昼ごはんをどうするか考えた結果、乗り換えの途中にあった「まこと屋」に行くことにしたのだ。 ここ1年、卵・乳成分アレルギーを持つ自分でもべられるお店を探している。その中で、たまたまInstagramで同じ境遇の方がアレルゲン対応されている外を紹介しているアカウントを見つけ、それきっかけで実際に行ったお店もある。 以前書いたマメトコナもそこで見つけた。 kakusika.c

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  • 仕事終わりの疲れた体で人生初めての三枚おろし - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

  • きのホ。という最高のアイドルがいるので、世間はなんとか気づいてくれませんかね? - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    昨年の夏ごろ、SNSで知り合った友人からYouTubeのリンクと共に1通のLINEが届いた。 「めっちゃビビッときてんけど、だいぶ良くない?」 YouTubeのリンクはとあるアイドルグループのMV。 この友人音楽ライターをやっていたこともある信頼のおける友人で、元々音楽趣味が似ていることから知り合った。大きなお笑いの大会の時以外(年2回)は連絡を取らないその友人が、いきなり連絡をくれるということは相当なことである。 少し既読をつけるのを遅らせていると、続けてこんなLINEを送って来た。 「あの頃のスターダスト好きな人は全員好きやと思うわ」 スタダからアイドルにハマった自分としては聞き捨てならない推薦文。 そんな運命的な出会いをしたのが「きのホ。」だった。 この投稿をInstagramで見る きのホ。公式(@kinopo.official)がシェアした投稿 グループ名:きのホ。(kino

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  • 水木しげるロードのお土産「妖菓 目玉おやじ」との睨み合い - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    旅行の醍醐味と言えば『お土産』である。その土地でしか買えない名産品や旅行の記憶を思い出せるようなご当地のものを買う。買う相手も自分・家族・恋人・職場...とさまざまで、それでいて相手のことを想い買う商品を選ぶことは旅行に行った価値をワンランク上にしてくれる。お土産で貰ったお菓子はすぐにべるし、キーホルダーや置物は大事に使っている。お土産は億劫な部分もあるが、買う方も貰う方もとても満たされる。どんなものを貰っても「自分のことを考えて買ってくれたのだ」と嬉しくなる。 先日、両親が突如「旅行に行く」と言い出した。たまたま仕事の都合でここ最近父の仕事がぽっかりと空いているので、せっかくならと夫婦水入らずで旅行に出かけることにしたのだ。元々の目的地は石川県で旅館やご飯屋も予約していたのだが、先の地震でキャンセルをせざるを得なくなった。日程は決まっていたため、別の候補地として挙がったのが島根県だった

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  • 人生で初めて人に手料理を振舞って「美味しい」をシェアする - 書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

    先日、小中時代の友人とご飯をべることにした。中学卒業後は疎遠になっていたのだが、ここ最近になって急に連絡が来たことで2、3か月に一度会うようになっている。ペース的には遅いかもしれないが、互いにダラダラ過ごしており代わり映えのない日々を送っているのでこれぐらい空けなければ話すことがない。 今回は自分からご飯に誘った。突如、親が旅行に行くことになり、3日間だけの一人暮らし体験をすることになったのだ。別に自分もバイトがあったりしたので家にずっといるわけではなかったし、日ごろから昼ごはんは自炊をしているので事にも困らない。しかし、3日間昼夜のご飯を作るのはさすがに面倒だ。なので中日の2日目に友人を誘うことにしたのだ。 当日の17時、お互いの家のちょうど中間点にある駅に集合した。駅の隣にある謎の扉におばあちゃんが2人吸い込まれていったのでその行方を探った後、友人に2つの選択肢を迫った。 近所の美

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