ついに電力会社とガス会社の提携が始まった。売上高で第4位の東北電力が都市ガス最大手の東京ガスと共同で新会社を設立して、東京電力の管内で電力の小売事業に乗り出す。北関東の3県を中心に企業向けの高圧・特別高圧の電力小売から開始する。都市ガスとセット割引も実施する見通しだ。 東北電力と東京ガスは10月に折半出資の新会社を東京都内に設立する。社名や経営体制は未定だが、2016年4月から電力の供給を開始する予定だ。当初は東北に近い北関東の茨城・栃木・群馬の3県を中心に、企業や自治体が利用する高圧と特別高圧の電力を販売する。 すでに電力と都市ガスの両方とも企業・自治体向けの小売は自由化されているため、セット割引による販売が可能だ。さらに2016年4月には家庭・商店向けの低圧電力、2017年4月には都市ガスを含めて小売が全面自由化される(図1)。東京ガスは北関東でも多数の顧客を抱えていることから、東北電
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