鼻腔を広げる小さな器具 TURBINE を入れて走ってみた – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 鼻腔を広げる器具というと、GSK社のブリーズライトがよく知られていますが、こちらはアプローチがちょっと違います。 TURBINE（タービン）は自転車やランニングなどの有酸素運動時に、鼻呼吸の量を高めるための小さな器具。鼻の外に貼って引っ張るのではなく、鼻腔の中に入れて、直接的に広げるというもの。オーストラリアの医療メーカーRhinomedが開発しており、テストデータでも、TURBINEを使ったときの方が使わないときより高出力が得られることが示されているそうです。 とは言え、 痛くないの？とか落ちてこないの？といったことが気になります。ハイエンドなアスリートじゃなくても効果が感じられるの？とか。。 気になるので、ロードバイク乗りの間でちょっと話題のこのアイテムを手に入れて試
心拍数や血中酸素濃度を計測＆シェアもできるスマート血圧計 MOCAheart – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 年に1兆個ものセンサー（トリリオン・センサー）を活用する社会を作ろう――というビジョンが米国企業や学術機関を中心に語られているようですが、少なくともこれは 面白いセンサーだと思います。 MOCAheartと名づけられたこの小さなデバイスは、スマートな血圧計。計り方は簡単で、片方の手の指をセンサーに当て、もう片方の手の指をデバイスの表面に置くだけ。数秒で血圧だけでなく、心拍数や血中酸素濃度なども計ってくれるそうです。ただいまKickstarterで出資を募っています。 計測されたデータはBluetoothを介してスマホアプリに渡され、さらにユーザーの大切な人にシェアされます。家族やパートナーの身体が現在どういう状態にあるかが、離れていてもソーシャルに把握しあえるわけです。高
狩人スタイルのARCと1本わずかXXgのPlume。仏メーカーGUIDETTIのかなり振り切ったトレポ – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 折れちゃったわけではないですよ。これはフランスのトレッキングポールのメーカーGUIDETTI（グィディッティ）のARCというモデル。カーブを描いたポールは他社にもありますが、このきつめの カーブは独特のかたちをしているばかりか、まるでアーチェリーのボウのようにストリングが張られています。 ARCは主にトレイルランナーを想定していて、ポールを使わないときには、グリップ部からショックコードをグーッとと引き出して先端部側に固定。このコードに腕をくぐらせて狩人風に背負って走れるというわけです。すごい。 そして、独特のかたちは、背中のハイドレーションパックに対してオフセットするためのもの。干渉が少ないのでストレスなく背負えるとのこと。親指でボタンを押すと外れるストラップも面白いギミ
前500／後300ルーメンの明るさと360°の視認性。自転車ライトFlaresが目立ちすぎる – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 クラウドファンディングでは目を引くアイディアが盛り込まれた自転車用ライトが次々に提案されている印象がありますが、今回ご紹介するライトはあまり面白みはありません。 センサーが車の接近を感知してくれたりしませんし、曲がろうとしている方向にウィンカーを出してくれたりしませんし、電磁誘導で発電してくれたりとかもしません。なのに人々が出資しているのは、いまだに自転車のライトの基本的な性能に満足していない人が、世の中には大勢いるということを物語っていると思います。 Flaresという名のこのライトは、すごく明るくて、全方位に光を放つので視認性が非常に高い、という地味ではありますが、実際には極めて重要なアドバンテージを持っています。 WHITE FLARE（前照灯）とRED FLARE
ベスト型ザックにも変身！ エリートランナーに特化したストイックな新作 OMM Phantom – geared【ギアード】
アウトドアギアショップ Moonlightgear バイヤー。一味違う野営スタイル「ものぐさハイキング」普及委員会。TokyoFastpackers所属。 そもそもブランドとしての OMM はトレイルランニングのブランドではなく、この山岳レースのためにウエアやザックを開発するブランドとして存在します。 ナビゲーションスキルが問われ、エイドステーションもない1泊2日のOMMレースでは、「山の総合力」が試されます。野営道具から食料まで、すべての生活道具の携行が必要となるため、ザックにはそれなりの容量を持ちつつ、軽く、走力を阻害しないものが求められます。 イギリスのOMMレースは現在5つのレベルが設定されていて、最難関の「エリート」と名付けられたクラスでは、文字どおり山での状況判断も脚力も非常に高いレベルを要求されます。そのクラスに参加するランナーに向けて開発されたのが、この2種類のパックPha
自転車ホイールの盗難を防ぐナット＆スパナ Nutlock – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 駐輪している間にホイールが盗まれる、あるいはロックしたホイールを残して車体の方を持って行かれる……そんな自転車について回る悩ましい盗難問題に、シンプルな解決策を示すツールです。 Nutlock と名付けられたこちらのアイテムは、自転車ホイールを車体に取り付けるためのナットと専用のスパナをセットにしたもの。独自の構造になっており、一般的な工具でナットを取り外すことはできません。また、さまざまなバリエーションの形状が用意され、ランダムにパッケージングされているので、他の Nutlock を持っている人が取り外すことも、ほぼ不可能。わかりやすくスマートに盗難を防ぐというわけです 無駄のないデザインもなかなか魅力的ですよね。スパナは他の鍵などといっしょに携帯するといい感じなのでは
シレっとこれで一泊するのがかっこいい!? and wanderの20L daypack – geared【ギアード】
アウトドアギアショップ Moonlightgear バイヤー。一味違う野営スタイル「ものぐさハイキング」普及委員会。TokyoFastpackers所属。 楽しみを覚えている人も多い傾向があります。「え？その中に全部入ってるの？すごい！」というやつです。 and wanderから今春に登場した20L daypackは、一見そんな話とは無縁なビジュアルをしていますが、実はそんな人にこそピッタリのザックです。 容量は20リットルとコンパクトですが、背面に非常に大きなメッシュポケットが付いているのがこのザックの特徴。サンダルやボトル、クッカーなども気軽にポンポンと入れることができるので、見た目以上に多くの荷物が入ります。 さらにボトム部分のループにはマットやテントを括り付けることができるのが大きなポイントで、ツェルトやタープ、ビビィサックを使ったミニマム装備を入れればギリギリ1泊できるザックだと
スマホのスポーツアプリに最適。スマートな心拍計Wahoo Fitness TICKR Runが日本発売 – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 3軸加速度センサーを搭載した、Wahoo Fitnessの最新のチェストベルト心拍計2種類が、近く日本発売されることになりました。TICKR（ティッカー）と TICKR Run（ティッカーラン）。どちらも Bluetooth LE と ANT+ の両方のワイヤレス規格に対応していて、iPhoneやAndroidのWahoo Fitnessアプリと連携するほか、さまざまなフィットネス系のアプリ（Strava、Cyclemeter、Runmeterなどなど）や ANT+ 対応のスポーツコンピュータなどと連携することができます。 そして、面白いのは TICKR Run の方（ページ冒頭の写真）には3軸加速度センサーを内蔵しているということ。 これによって、心拍数を計測するだけで
ハンドメイド・イン・UKのバイクパッキングブランド、Wildcat Gear – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 先ごろ、英国発のバイクパックブランド Apidura をご紹介しましたが、こちらも英国でバイクパックをハンドメイドしているブランドです。Wildcat Gearのラインナップは、バイクパックの三種の神器＝サドルパック、フレームパック、ハンドルバーパックに亘って展開。いちばん気になったのは フレームパックでしょうか。 彼らの製品CLOUDED LEOPARDは、冒頭の写真でご覧いただけるように、単純な三角形ではなく、ドリンクボトルの入る部分をセットバックした形にカスタムオーダーすることができるようです。アイディア自体は単純ですが、これでフレームパックとボトルを共存させられるなら、うれしい人も少なくないはず。
手首に付けるだけで心拍トレーニングできるアディダス miCoach FIT SMART – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 心拍トレーニングをやりたい。でも、いくつかの理由から見送っていた人も少なくないはず。 複数のデバイスが必要。胸に着ける心拍センサーがやだ。心拍数データをどう活用すればいいのかわからない。どうせ高いんでしょ？…などなど。 アディダスがまもなく発売するスポーツウォッチ miCoach FIT SMART は、そんな ハードルを越えるための、ひとつの有力な答案になるかも知れません。 miCoach FIT SMARTは手首に着ける、「賢い」という方の意味でスマートな、心拍数モニター。最小限これだけ着けてランニングやフィットネスをすればよく、運動中に別のデバイスは必ずしも必要ありません。 ざっくり言うと、次のように機能します――。 トレーニング中に心拍数や心拍強度、スピード、距離
ゲイターってこれでいいのか！Dirty Girl、mont-bell、ORが行き着いた一致点とは？ – geared【ギアード】
三鷹のショップ「ハイカーズデポ」のオーナーにして、日本初のUL入門書「ウルトラライトハイキング」（山と渓谷社）の著者。 いわゆるストレッチゲイターの決定版のひとつでしょう。とてもシンプルなものですが、ハイキングにしてもトレイルランニングにしても、これで十分なんじゃない？ということですね。 ※編集部注: 本稿は土屋智哉さんの談話をもとに、編集部が文章化しています。 Dirty Girl Gaiters は、シューズへの取り付けに面ファスナーを使うのが特徴です。シューズのかかと部分に、裏が粘着テープになっている面ファスナーのオス （フック）を貼り、ゲイター側の面ファスナーのメス（ループ）とくっつける。簡単で手間がかかりません。 ただ、シューズ側の面ファスナーのオスが、ロングパンツの裾に引っかかり、生地を傷めてしまう場合があります。それが気になるようであれば、面ファスナーのオスとメスを取り換えて
アクティブ山行のためのラインナップが全面リニューアル。グレゴリーの新ミウォック／マヤシリーズ – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 山は昔も今もそこにありますが、そこで何をして遊ぶのかは、時代によって波があります。最近はそこで積極的に汗をかくタイプの遊び方に人気が集まって来ているように思えます。トレイルランニングやファストパッキングなど、 山道を駆け抜ける有酸素運動系の山行です。バックパックの老舗グレゴリーでこのカテゴリーに対応しているラインナップ、MIWOK（ミウォック 男性用）とMAYA（マヤ 女性用）がこの春、リニューアルされました。 MIWOKは44、34、24、18、12、6Lの6モデル。MAYAは42、32、22、16、10、5Ｌの6モデルときめ細かく展開されています。ハイドレーションと行動食ぐらいしか持たないトレイルランニングなら最小サイズだし、日帰りのスピードハイクなら20L台、軽量な
ULパックの空白地帯＝デイハイク向けモデルを特注。ZimmerBuilt Pika Pack HD ver. – geared【ギアード】
三鷹のショップ「ハイカーズデポ」のオーナーにして、日本初のUL入門書「ウルトラライトハイキング」（山と渓谷社）の著者。 ウルトラライトというムーヴメントがPCT（Pacific Crest Trail）のスルーハイクから出発したものだからです。ざっくり言えば、ULギア＝PCTスルーハイカーが使う道具。ですからオーバーナイトが前提になるし、バックパックにはある程度の容量が求められるんです。 ※編集部注: 本稿は土屋智哉さんの談話をもとに、編集部が文章化しています。 以前はトレイルランニング用のザックに20Lくらいのものが結構出ていました。でも、ここ数年でレース環境が洗練されていき、エイドステーションも充実していくなかで、ザックがどんどん小型化していった。最近はザック自体を背負わないランナーも多いですよね。 そういうこともあって、25L前後のULパックって意外と空白地帯だったんです。昔はBla
ツールフェチはカーボンのレンチに萌えるか？ CarbonLite Tools – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 ツール好きの皆さんの多くは、やはり金属の存在感を愛しているのではないかと思います。もしレンチやニッパーがプラスチックでできていたら、ツールそのものを愛でるような気持ちは起きないのではないか…と思っていました。では、これはどうなんでしょう？ CarbonLite Toolsのカーボンファイバーでできたレンチです。もちろん、製品としてのウリはその軽さでしょう。5本セットのレンチで190g。これはふつうの金属製の15mmのレンチ1本分の重さに相当するそうなので、かなり軽いことがうかがえます。 なんで工具が軽い必要があるの？と思うかもしれません。 たしかに作業場に置いてあるぶんにはそんなに軽い必要はないでしょう。でも、工具を人力で持ち運ぶシーンでは、軽い工具は非常にありがたいもの
木の枝も突っ込めるUL薪ストーブ Emberlit Ultra light Titaniumストーブ – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 この Emberlit Ultra light Titaniumストーブ は、こちらの記事でも紹介したアウトドアギアのガレージメーカー「MerkWares（メルクウェアーズ）」の製品です。チタニウム素材のプレートを組み合わせる仕様で、フラットかつコンパクトに収納することが可能。サイズは、ストーブ上部が8.9×8.9㎝、下部が11.8×11.8cm、高さが15cm。重量は136gで、ウルトラライトと形容できる軽さを実現しています。 Emberlit Ultra light Titaniumストーブの機能面での特色は、下部に窓を設けていること。これによって、ポットなどを上部に乗せたまま燃料を足すことができるし、長い木の枝などもそのまま燃やすことができてしまいます。言わば、UL
20L台のシンプルなバックパックを集めてみた―その5 OMM Adventure Light 20L – geared【ギアード】
gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 「20L台を集めてみた」シリーズのトリを務めるのがこちらです。Adventure Light 20Lはファストパッキングを想定して、無駄をそぎ落としたバックパック。なるほど、つるんとしたフロントパネル、一本締めのストラップと、正面のルックスはとてもシンプルです。ところが、 ストイックなようでいて、山岳レースを生き残るために必要な機能や拡張性のためのギミックは実は必要十分に確保されています。 ウェスト両サイドにメッシュポケットがあり、ヒップベルトにも左右にジップポーチが、さらに雨蓋にもジップポケットが付いています。 また、UGR(Universal Gear Rail)とOMMが呼ぶアタッチメントとオプションのメッシュパネルなどを組み合わせて、パックの外側で収納力を上げるこ
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