熱戦が続くツール・ド・フランス2017。7月5日に行われた第5ステージは、今大会最初の頂上フィニッシュとあって、戦前から序盤戦の注目どころとされていた。そして迎えたこの日。前日のスプリントで起きたクラッシュによるペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)の失格と、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)の負傷リタイアの余波が続いたまま、新たなステージを迎えたのだった。 悲しみを隠せないサガンと前を向き始めたカヴェンディッシュ スプリントでの落車で右肩甲骨を骨折したカヴェンディッシュと、それを誘発する危険な動きをしたと判定され大会からの除外の裁定が下ったサガン。カヴェンディッシュに関しては、負傷に関してチームからの正式なリリースが出されたが、サガンは前日のレース以降コメントを残していなかった。 問題となった第4ステージでのスプリント。マーク・カヴェンディッシュ(