ソフトバンクグループは、中国の配車サービス大手「滴滴出行(ディディ・チューシン)」に対し、50億ドル(約5500億円)の巨額投資をすることで合意した。企業買収を除いたソフトバンクによる純粋な投資額としては過去最大規模。中国で成長を続ける滴滴出行への投資効果が高いと判断した。少子高齢化などで国内の通信業界が頭打ちとなる中、海外展開を加速させて収益拡大を図る考えだ。 ソフトバンクは、本業の携帯電話を中心とした通信などの事業収益と、投資による利益の両輪での成長を目指しており、これまでも中国やアジアなど海外のベンチャー企業に積極的に投資してきた。滴滴出行に対しても、2015年に他社と共同で6億ドル(約660億円)を投資している。今回の投資後の出資比率は明らかにしていないが、「あくまで投資先」(広報)として、滴滴出行の筆頭株主や親会社にはならない方針という。
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