arpコマンドは、ARP(Address Resolution Protocol)テーブルの表示/設定を行う。ARPテーブルとは、イーサネット通信のために用いられるIPアドレスとMACアドレスの対照表だ。多くの場合OSが管理するので、ユーザーの設定を必要とすることはほとんどない。 だが、時として、OSの設定ミスそのほかの理由で、イーサネット通信がうまくいかないことがある。その場合、ARPテーブルの設定に問題がないかどうか、arpコマンドで確認することができる。また、手動によるARPテーブルの管理も行える。 書式 ●Windowsの場合 ――ARPテーブルへの追加 arp -s IPアドレス MACアドレス[ インターフェイス] ――ARPテーブルの削除 arp -d IPアドレス[ インターフェイス] ――ARPテーブルの表示 arp -a[ IPアドレス][ -N インターフェイス]