カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の高等教育研究所(Higher Education Research Institute: HERI)の調査によれば、全米で2015年に入学した大学1年生は、調査開始以来最も政治的活動に関心を持っていることが分かった。米メディアは、若者の政治、社会に対する意識の高まりに注目している。 ◆大学1年は自称「リベラル」が増加 この調査は1966年から毎年行われており、今回は2015年秋に全米の4年制大学に入学し、フルタイムで通う14万1189人の大学1年生から回答を得た。調査によれば、回答者の約3分の1が、自分は「リベラル」または「極端なリベラル」としており、1973年以来最高となった。 調査では、大学1年生が政治への関与、また抗議活動への参加に強い関心を持っていることが明らかになった。約9%が、学内での抗議活動に参加する可能性は非常に高いと答えており