結婚適正を決める「愛の蛇口」遺伝子が存在すると判明CD38はオキシトシンの分泌を制御する蛇口のような働きがある / Credit:Canva残念ながら、結婚後に幸せでいられる可能性は高くありません。 先進国の多くで全体の半数近いカップルが離婚していることからも、結婚後の満足度の維持がいかに難しいかがうかがい知れます。 一方で、一部の幸運なカップルでは、結婚後も良好な関係がたもたれ、生涯に渡って高い満足度を感じることができます。 これまで、こうした結婚後の運命は環境や経済力など、主に外部的な要因に大きく依存していると考えられてきました。 しかし近年、一夫一妻制をとることが知られているハタネズミなどの研究により、特定の遺伝子が夫婦関係の持続に大きく影響していることがわかってきました。 そこで今回、アメリカのアーカンソー大学の研究者たちは、人間の夫婦関係もハタネズミと同じく遺伝子の影響を受けてい