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  • 音楽を殺せ - 『サウンド・オブ・ノイズ』 - 1953ColdSummer

    サウンド・オブ・ノイズ SOUND OF NOISE 2013/スウェーデン/フランス/G 監督/オーラ・シモンソン 出演/ベンクト・ニルソン/サンナ・パーション/他 ―街を楽器に! 音楽で世界を変革する―  世の中には生きているだけで傍迷惑な人というものが私を筆頭にたくさん居わされるが、因果な映画の感想などを書いておると、ことに目にするのが「映画館で騒音をまき散らす人」の迷惑さ、というものに御座います。  映画館でうるさい奴が居た、死罪だ。つう声はさんざ聞こえど、映画館でうるさくしてしまった、死にます。つう声がまったく上がらないのが昨今のSNS文化の面白いところで、てえのは、まあ、別の話なのだけれども、はな、私かて、映画館で近くに座った人がいつまでもいつまでも袋をがさごそがさごそしていたり、映画編が始まってもまだお喋りを続けたりしていたらば少々気を悪くするのも確かで、隣に座ったおっさん

    音楽を殺せ - 『サウンド・オブ・ノイズ』 - 1953ColdSummer
  • さらば青春の光 『BADコミュニケーション』 - 1953ColdSummer

    BADコミュニケーション 2013/日 監督:小栗はるひ 出演:田中龍都/他 『どんずまり便器』(自分の感想はこちら)の小栗はるひ監督作第2弾“青春H”シリーズ第28弾。  作を観、わたしが思い出するはハタチ前後の甘酸っぱい青春、なんつう嘘を吐くと死後、森羅殿という所で閻王様にやっとこで舌をずっぽり抜かれてしまい、それは痛そうで嫌なので、かしこみ申し上げますると、はな、一緒にお風呂に入ったり、はな、うぇいうぇい言いながらボディタッチを繰り返したり、はな、酒精を摂取しながら意味/意義の無いワカモノコトバで応酬したり、といった青春はわたしの青春とはパンデモニウムとアラボトほど離れておるし、人間関係の構築も、一応意思の疎通ができる人材のみを選んでしてきたつもりなので、作に於ける若者たちのコミュニケーション、これは一般的に想起される「ワカモノ」の平均を採って描かれたものであるのかな、と思い、

  • 『悪魔の毒々モンスター<ノーカット無修正完全版>リバイバル』 日本よ、これがトロマだ!!! - 1953ColdSummer

    悪魔の毒々モンスター<ノーカット無修正完全版>リバイバル THE TOXIC AVENGER 1984/2013/アメリカ/R18+ 監督:マイケル・ハーツ 製作・撮影:ロイド・カウフマン 出演:ミッチェル・コーエン/マーク・トーグル/アンドリー・マランダ/他   もしも時間を逆行する事が出来たなら、過去の自分を、まあ、手斧や金槌で、とまでは行かなくとも、げんこつでぽかりとやってしまいたいというような、そんな切なさ、恥、といったものは多くの人が抱え続けているだろう。  少しく思い返してみても、でんべべ節を唄っていたら、「それ、ずんべべ節だよ、阿呆」と真顔で窘められたり、脳漿を絞り上げるようにして書いた現地グルメレポートを、「はは、これは優れた松清張だね。火サスの脚でも狙っているのかい?」とゴミ箱に放り投げられたり、穴があったら入りたいというか、顔を真っ赤にして削岩機で穴を掘りたくなる恥

  • 悪魔のお城のお膝元で 『カリーナの林檎 ~チェルノブイリの森~』 - 1953ColdSummer

    カリーナの林檎 ~チェルノブイリの森~  『少女カリーナに捧ぐ』改題 2011/日 監督:今関あきよし 出演:ナスチャ・セリョギナ/他  時節柄、政治的にうるさい映画かと思っていたら、はな、「チェルノブイリには悪魔のお城があって、悪い悪魔(悪魔は悪いに決まっている)が毒をばらまいているの。そのせいでみんな病気になっているのよ」という母からのアレゴリを信じた無垢なる少女の、無垢にも程がある祈りの物語であった。ありました。と繰り返すのは、トートロジーでも何でもなく「世界」はフクシマ以降の物語を求めているから。況や我々は「当事者」である。「当事者」たる我々が、作の主人公、少女カリーナが放射能汚染地域で採れた林檎を、美味しい、と無邪気にも頬張るその姿を見て、天使の失寵にその寓意にはらはら涙するだけに留め置かれて良いものなのであろうか。良い訳が無い。とは言い条、「現実の正確なる再現」を求めうるの

  • 生きるって事はポルノって事 『どんずまり便器』 - 1953ColdSummer

    どんずまり便器 2012/日 監督:小栗はるひ 出演:菜葉菜/他  散切り頭をぴしゃぴしゃ叩きながらワガに内在するアニマに話しかけているのだが、何故斯様に女性性と交信すべく散切り頭をぴしゃぴしゃ叩いているのかと申しますと、これはもう観る側の倫理が女性性、具体的に言うと女性の中心、俗な言い方をするとま◯こによって規定されておるからであり、◯んこによって全容が明かされる作品である以上、散切り頭をぴしゃぴしゃ叩いてジェンダーを乗り越えねばこれを論じる事能わずと確信したからである。あ、今回観た映画『どんずまり便器』のお話ね。  実弟との間にいけない秘密を隠し持った女性が凶行に及び収監され、釈放されてみたら弟は気に入らねえ女と同棲していました。  つうのが概要であるが、はな、そんな文脈を糞真面目に追求するのはすべての公民権を返上させられた挙句それを労務とされた奴隷がやるような事で、要は女性観をどう

  • 現代に蘇る死霊の盆踊り 『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』 - 1953ColdSummer

    モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦  MONSTER BRAWL 2012/カナダ 監督:ジェシー・T・クック 出演:デイヴ・フォーリー/他  世界各国から召喚されたり、呼ばれもしないのに来たモンスターどもが西洋相撲で闘うお話。なんつう概要は、然程に重要では無く、重要なのは作が、現代に黄泉還りし『死霊の盆踊り』であるという事柄だ。  何せ内容が、世界各国から召喚されたり、呼ばれもしないのに来たモンスターどもが西洋相撲で闘うお話としか説明しようが無いので、漠然と感じた『死霊の盆踊り』臭を強調してみたのであるが、あちらも夜の墓場でアンデッドのストリップ・ダンスを延々と観せられるという志(こころざし)の非常に高い作品であるので、何となく唇の片端を歪めているが如き雰囲気、ムードは察していただけると思う。  で、こちらは、世界各国から召喚されたり、呼ばれもしないのに来たモンスターどもが西

  • 『シュガー・ラッシュ』 ゲームの中だけでもヒーローになれる - 1953ColdSummer

    シュガー・ラッシュ WRECK-IT RALPH 2013/アメリカ/G 監督:リッチ・ムーア 声の出演:ジョン・C・ライリー/サラ・シルヴァーマン/山寺宏一/諸星すみれ/他  にんげんが、広闊な天空を翔び廻る事が出来る少年時代にわたしは何をしておりましたかというと、まあ、あぐらをかいてピコピコとゲームをしておりましたし、にんげんが、地べたを経巡りつイキルコトハツラインダとこぼす青年期、わたしは何をしておりますかというと、まあ、あぐらをかいてピコピコとゲームをしておるわけでありますが、今どきのゲームではピコピコなどというカセットビジョンJr.みたいな過激な擬音は出ないのであり、かかる事実を以てわたしがレトロゲーマー、ロートル、脳味噌8bitの匹夫下郎、と、蔑まるる日も近かろうと思うので、自白をするためにどっかの崖に旅立つ貴婦人のような足取りでディズニーの『シュガー・ラッシュ』を観てきたので

  • 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 わたしは、あるものの中にこの物語を視た - 1953ColdSummer

    ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 LIFE OF PI 2013/アメリカ/G 監督:アン・リー 出演:スラージ・シャルマ/イルファン・カーン/他 原作:ヤン・マーテル 『パイの物語』  シネ・コンで映画を鑑賞し臈たしくした後は、行きつけのラーメン屋に参り世界の帝王のような顔をしてこれ精力的なラーメンを注文、ちゅらちゅら、ずびびっ、と啜りつつ、いやあ、良い映画でした。と、ワッパのような感想以て脳内で反芻したり、中華蕎麦のあまりの旨さにさっき観た映画のことなど忘れ呆けて餓鬼と化したり、い終わっても店に置いてある中華一番を読み続けるなどしてちらちら刺さる視線を受けるなどし、フィクションから現実へと帰還する手立てに凝っておる。  で、『アバター』をぴょこんと超えたであるとか、その宗教的解釈が頭脳を刺激するとか、美しすぎて失禁したであるとか、称賛の言辞もて囃されている『ライフ・オブ・パ

  • 『HICK ルリ13歳の旅』 運命に逆らってやる - 1953ColdSummer

    HICK ルリ13歳の旅 HICK 2012/アメリカ PG12 監督:デリック・マルティーニ 出演:クロエ・グレース・モレッツ 他 原作:アンドレア・ポーテス 『Hick』  ハリウッド中で引っ張り凧、今をときめく女優クロエ・モレッツちゃんの初主演作に御座いまするよ。  お話は、まあ、シンプルなもので、両親に捨てられたクロエ★モレッツちゃんが、なーんとなく憧れていたラスベガス、ちょっとそこまで行ってやろうかしらんと、歩いたり走ったりヒッチハイクをしたり緊縛監禁をされたりするのであるが、クロエ@モレッツちゃんはその程度では挫ける事をしない。良い意味での孺子(こぞう)らしさを前面に押し出しつつ、爽やかだけどほんのりビターな、いや別に飲料水の宣伝ではないのだが、そんな風味を観了後に残してくれる。が、そうした言説をぶらずとも、要するに✝クロエ・モレッツ✝ちゃんのプロモーション・ビデオとしてしゃぶ

  • 『希望の国』 原発事故の極限状況下に生きる人々、その絶望 - 1953ColdSummer

    希望の国 2012/日 G 監督:園子温 出演:夏八木勲 大谷直子 村上淳 神楽坂恵 他  世の中は如何ともし難いが、世の中を如何ともし難くしておる理由として、詰将棋めいた事象が多すぎる、ということが挙げらるる。  政治めいたお話はあまりしたくはないのだが、原発問題、なんかもそうで、これに至っては最初の一手、正着手が見えなくば口に出すことを憚られ、迂闊に喋れば周囲から言論のリンチを受け、「殺される」などと絶叫しながらパソコンを窓から放り捨てるような事態に陥ってしまう。気の毒なことです。  福島の原発事故から少しだけの近未来、長島県という架空の都市を襲った大震災。そして繰り返される原発事故。  その極限状況下を生きる人たちを描いた園子温監督最新作、『希望の国』を観てきた。 まず思ったのは、不謹慎を承知で言うが、これは社会派ドラマではなくディザスター映画なのであるな、ということ。  作は

  • 『リンカーン/秘密の書』 暗黒時代に猛る復讐の斧 - 1953ColdSummer

    リンカーン/秘密の書 ABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTER 2012/アメリカ PG12 監督:ティムール・ベクマンベトフ 製作:ティム・バートン 他 出演:ベンジャミン・ウォーカー 他 原作:セス・グレアム=スミス 『ヴァンパイアハンター・リンカーン』  年嵩の職人が、はあ、銭にならん、銭にならん、と、ぶつぶつ言いながら玄翁で釘を打つ工事現場、を、ですな、素通りして、つと思うのは、はは、そりゃ度量衡を測っていては駄目であるよ、銭にならんよ。と。銭になる人間、つのは、ぶち折った桜の枝をこれ差し出して、「これは俺がやったことだ。許してちょんまげ」と正直に帝釈さんのような顔をして白状するような素直、正直、方便の利かぬ莫迦とも言う、が、まかり間違って美談/逸話となってしまったような人のことを指すのであり、ほっほ、銭になる人間には銭になる人間なりの背景があるものじゃよ。

  • 映画のために殴られろ、そして死ね。映画は売春じゃない! 『CUT』 - 1953ColdSummer

    CUT  2011/日 監督・脚:アミール・ナデリ 主演:西島秀俊  むかし、ごくごく少人数の仲間内で、活動写真すなわち映画を作ってみようではないかっ、という話があった。  日々の刺激に飢え、そろそろヒモ無しバンジージャンプにでも挑戦するかというような話が出ていた折であったので、一も二もなく皆「よし映画を作ろう」と代々木アニメーション学院の生徒(脚科)の如き顔をして言い、きゃいきゃいとほたえ騒ぎながら「社会派ドラマを作ろう」「ラブコメがやりたい」「ホラーに決まっているだろ」「ピンク映画がいいなあ」と顔を突き合わせ、意見を闘わせ、やはり、きゃいきゃいとほたえ騒いだ。  だが、ほたえ騒いでいる内が華、とはよく言ったもので、その仲間内の仕切りたがり、仮に名前を犬抜君としておくが、この犬抜君が、当にもう、万物を仕切るために生まれてきたような仕切りたがりで、彼が性を現すのにさほど時間はかか

  • トップダラー禍津が今年観た映画/2011年ベスト&ワースト+アルファ! - 1953ColdSummer

    はぁい! はぁい! はぁい!(口を半分開けてよだれを垂らしながら挙手)  今日は褌をキリリと締め込んで頑張ったのである。水周りの大清掃、買い出し、社会奉仕のどぶ攫え、ええと、これらを、下人に命じて自分は褌をキリリと締め込んでおっただけで、特にやることも無いので、そもそも何でこんなに周囲がバタバタしておるのかと思考を巡らせてみたところ、これはもう年の瀬が目前に迫ってきておるからであって、年の瀬、年の瀬、『Round ZERO 〜BLADE BRAVE』は相川七瀬、たはっ、おほほっ、と現実を逃避しマスターベーティングスマイル、うすら笑いを顔面に貼り付けたまま、とりあえず挙手してみた次第である。はぁい!    さてこうして挙手した以上、年末ならではの何か有意義なことをしなくてはなるまいね! と、発奮し、鏡を手刀で叩き割るなどしておったのだが、これがどうも虚しく、手も痛いし、泣けてきたのでプレイ

  • 『スカイライン -征服-』を観たんだけど……そんなことよりも……。 - 1953ColdSummer

    スカイライン -征服- SKYLINE 2011/アメリカ PG12 監督:コリン・ストラウス グレッグ・ストラウス(ザ・ブラザーズ・ストラウス)   映画館に足繁く通っておれば、面白い映画や眠たい映画など、ちょっとした綺羅星のごとき作品群との多種多様な出会いがあるのであって、人によっては、鬼に会うては鬼を斬り、親に会うては親を斬る不退転の覚悟を持ってして、「劇場公開」という一期一会のイベントに臨んでおるのであり、やはり、そうした気迫を背負い、スクリーンにかかる映画を鑑賞したしかる後には万感の思いが胸に到来するものである。今日の晩飯何かなあ、等。  ところで、映画館での出会いとは何も映画作品のみに限定されるものではない。  チケット売り場の人、グッズ売り場の人、もぎりの人、レディースデイなので泣ける邦画観た帰りにシャレオツなカフェバーでカクテルでもキメちゃおうかしらという人、トイレで用を足

  • これは本当に人間が観ていいものなのか。『A Serbian Film』 - 1953ColdSummer

    A Serbian Film (日公開未定) 2010/セルビア R18+ 監督・主演:スルジャン・スパソイエビッチ   「この世には神も仏もないのか! おおジーザス!」といった、たいへん意味の分からない口上にももはや創作物上でしかお目にかかれぬようなご時世ではあるが、まあ結論から言うと、当然のようにこの世には神も仏も居らんのであって、ワインやパンを自分の血肉に見立てさせて信者に喰らわせる変態じみた伴天連の大将の存在なども、それこそ創作物上のものに過ぎんのである。  だが、まぁ、そうと頭で理解はしていても、やはり何らかの超常的な力、大いなる意思に身を委ね、救いを求めたいという気持ちも分からんではない。かくいう自分も給料日前にはよくそうなる。  ……って、それは大宇宙の法則を、都合良く自分の意図する方向へとねじ曲げんがためのワガママであって、普段から信仰の無い者が誰に助けてもらえるのか、ま

  • 『隣の家の少女』 少女は、嬲られ続けた。 (2010/アメリカ 監督:グレゴリー・M・ウィルソン 原作:ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』) - 1953ColdSummer

    1953ColdSummer : 『隣の家の少女』 少女は、嬲られ続けた。 (2010/アメリカ 監督:グレゴリー・M・ウィルソン 原作:ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』) 何も奇をてらおうとして言っているのではないが、製作陣の、当に言いたいことがダイレクトに伝わってくる素直な映画だと思った。  原作はみんな大好き、ジャック・ケッチャムの『THE GIRL NEXT DOOR』である。『隣の家の少女』って言った方が、「ああ、アレか」と通りが良いかも知れない。映画版は2007年には完成していたのだが、邦で観られるようになったのは2010年、極めて狭い公開範囲で、である。  交通事故で両親を亡くした姉妹が親戚の家に引き取られ、理不尽な理由から虐待を受けそれがどんどん拷問にエスカレートしていく。その様子を、当時隣家に住んでいた少年の一人称で描くお話。  原作にあった、「傍観者は有罪か無罪

  • 『キック・アス』 変身願望と世界と僕と。 (2010/アメリカ R15+ 監督:マシュー・ヴォーン 原作:マーク・ミラー『KICK-ASS』) - 1953ColdSummer

    1953ColdSummer : 『キック・アス』 変身願望と世界と僕と。 (2010/アメリカ R15+ 監督:マシュー・ヴォーン 原作:マーク・ミラー『KICK-ASS』) 友人の好意でここ岡山でも年内に観ることができた。この場を借りて、って、まあ見てないだろうけど厚くお礼を申し上げておきます。ありがとう。今度プリッツ1あげるからね。塩がたっぷり付いている一番美味しい部分をあげるからね。  そんな友情パワーインプット完了な友人の話なのだが、彼はアメコミが嫌いだ。  理由はいくつもあって、「絵が嫌い」「高くて薄いのが嫌い」「アメリカが嫌い」と、並べ立ててみれば他愛もないものなのだが、しかし彼は「映画は好きだ」と言う。全身タイツの濃い画ヅラの、2時間1800円の、アメリカンジャスティスなアメコミ映画は好きだと言う。 「え? 何で?」って思うでしょう普通。でもそこは簡単なロジックで、「映画

  • 『第9地区』 2010年度どころかオールタイムベスト入り確定! (2010/アメリカ ニュージーランド 監督:ニール・ブロンカンプ 製作: ピーター・ジャクソン) - DrasticDramatic

    DrasticDramatic : 『第9地区』 2010年度どころかオールタイムベスト入り確定! (2010/アメリカ ニュージーランド 監督:ニール・ブロンカンプ 製作: ピーター・ジャクソン) 作『DISTRICT 9』こと『第9地区』に関しては、もう観る前から2010年度ベスト入りが確定していたのだが、これは長年映画を観ていると、観る前から映画のランク付けができるという超能力に目覚めることができるという話ではなく、監督/製作、設定、スチール画像などから催されるある種の匂いなどを鋭敏に嗅ぎ付けることができ、それらによって映画に対する期待値が上がり、そして、もし少々クソな部分があっても、他の良い部分を過剰に称揚することにより結果として映画全体を楽しめる、という話で……。つまり、主観と偏見ですな、ハハハ。  そして作を観終えて思ったこと、これはすでにブロゴスフィアのみならずTwitt

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