本件は、8月に著名アーティストが連名で「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」と意見を表明したことで表面化しました。
■知財本部:やっぱり紛糾しました〜 次世代知財システム検討委員会。とりまとめ会合。のはずだったが、とりまとめられず、今回と次回の2回かけて落としこむ。それもまだ怪しいのですが。 アジェンダは、フェアユース、AI、3Dプリンティング、データベース。 事務局案。IoT、ビッグデータ、AIなどデジタル・ネットワークの発達を最大限に活用することで、新たなビジネス・イノベーションを促進するとともに、社会を豊かにする新しい文化の発展に結びつけていくための次世代の知財システム。 これは合意。 ネット化に対応する仕組みとしては、米国型フェアユース、英国型フェアディーリングなど柔軟な権利制限、拡大集中許諾、裁定制度の拡充、報酬請求権化などさまざまな手段を検討し、新システムを構築する方向。 AIが生む創作物に関しては、保護策とプラットフォーム対策を検討するとともに、世界に先駆けて取り組んでいる日本の議論を海外
■田中角栄というシステム 早野透著「田中角栄」。これまでも角栄本はたくさん読みましたが、改めて田中政治って何だったのかなと考えるきっかけになりました。生前のうちに肉眼で拝んでおけばよかったと思う人であります。 毀誉褒貶のチャンピオン。金権政治、官僚操縦、数々の議員立法を通した政策マン。評価はさまざまですが、一つの型というか、システムを作られました。 それは、イデオロギーよりもリアリズム、理念より実利を求める政治の型であり、その手段としての集金・分配と数のメカニズムであり、それを代表する「党人」という立場だった、と思います。 イデオロギーや理念先行型の政治は、官僚出身者に多かった。吉田(外務)、岸(農商務)、池田(大蔵)、佐藤(運輸)、福田(大蔵)、大平(大蔵)、中曽根(内務)、宮沢(大蔵)。官僚出身の総理は、やりたいことが先にぷんぷん漂っていました。 これに対し、田中は、日本列島改造論や日
高画質テレビ規格「4K」(フルハイビジョン)と「8K」(スーパーハイビジョン)が注目を集めています。昨秋のCEATECやInterBEEでも高画質モデルが展示されていて、スマートテレビと双璧をなしていました。1月には総務省が来年夏に衛星で放送する方針を示し、2月にはKDDIとJ:COMが4K、8Kの映像を圧縮伝送することに成功というニュースがありました。 ぼくはIPDCなどスマートテレビに力を入れています。4K、8Kがキレイに見せる技術であるのに対し、スマートテレビはべんりに楽しむ技術。日本ではNHKハイブリッドキャストやマルチスクリーン型放送研究会などの動きがあります。最近はテレビをAndroid端末にする装置が盛んに宣伝されていますね。テレビにネットをつなぐ先駆者には、96年バンダイのピピンアットマーク、98年セガのドリームキャストがあります。ぼくはMITメディアラボ当時、ドリキャスの
三浦文夫さん著「少女時代と日本の音楽生態系」。 電通から大学に転じたradiko生みの親が綴る音楽文化産業論。 コイツは、スゴい本だよ。コンテンツ論の必読教科書にランクインさせます。 韓国のコンテンツビジネスの構造と、日本のポップミュージックの産業文化を並行して語る。特に後段、日本のポップミュージックの歴史、性格、産業構造を掘り下げる。ずっと音楽産業に携わり、自らミュージシャンとして活動してきた三浦教授だから、多様性に富む生態系をひもとくことができるわけです。それをデジタル論でヨコ串にする。2~3冊に分けてほしかったな。とりあえず書き込みで本が真っ黒になっちゃったのでもう一冊買うことにしました。 グルーブを出すため二拍目と四拍目のスネアドラムを数ミリセカンド遅らす「後ノリ感覚」を少女時代が持ち、この体得は武道の奥義の習得に似るという指摘。うはは。これは、長いバンド経験がないと書けませんなぁ
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