タグ

ブックマーク / ilya0320.blog14.fc2.com (23)

  • マンガ☆ライフ |細かすぎて面白い『プリパラ』傑作回セレクション

    4月7日と4月8日の二日間にかけて、ニコニコ動画にて「『プリパラ』シリーズセレクション」として『プリパラ』傑作選の上映が行われる。 企画協力としてクレジットされているタツノコプロの依田健プロデューサーが選出しただけあって、『プリパラ』の中でも特に熱いエピソードが中心にピックアップされているが、『プリパラ』の放送期間は『アイドルタイム』も含めると三年と九か月もあり、そのエピソード数も200話に迫るほどあるため、二日間で放送される26の中ではどうしても取りこぼしが発生してしまう。 特にギャグ回は今回のセレクションの中に含まれていないのだが、『プリパラ』のギャグ回は細かいネタが多くて自分は大好きなので、今回のセレクションに含まれなかったのは非常に残念だ。『プリパラ』は筋から離れたところでやる話も面白いというのに! なので自分用に『プリパラ』のギャグ回でセレクションを作った。適当に見てください

  • マンガ☆ライフ |『KING OF PRISM』速水ヒロを応援してきてよかったと本気で思えた日

    「速水ヒロ」というプリズムスタァと出会ったのはかれこれ四年も前の出来事になる。 当時の自分はまだ『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』のグレイトフルシンフォニアの衝撃から現実に復帰できていなかったこともあり『プリティーリズム・レインボーライブ』にイマイチ乗れてなかったし、速水ヒロについても「神浜コウジに執着しすぎだろう、この男」「よく分からないがとにかくいけ好かない男だなぁ」が最初の印象だった。カヅキ先輩とのダンスバトル対決の時も「怪我をした人間を気遣うだけの優しさは一応ある」ぐらいには認識を改めはするものの、やはり「コウジに執着しすぎ」の域を脱していなかったし、少なくとも『プリティーリズム・レインボーライブ』の1クール目を終えるまでは、どちらかと言えば面倒見もよく、気遣いも出来るが色々罪作りなカヅキ先輩の方を応援していた。だって男の子ですもの。「情熱!熱風!スターライトキッス」より

  • マンガ☆ライフ |『KING OF PRISM PRIDE the HERO』は井内秀治への返歌だ

    『KING OF PRISM PRIDE the HERO』は2014年に放送終了した『プリティーリズム・レインボーライブ』のスピンオフ作品であり、アニメ監督・菱田正和の集大成と言える作品だ。 プリティーリズム三部作に弟子である京極尚彦監督の『ラブライブ!』、親交の深い五城桜監督の『リルリルフェアリル』など、自身で「集大成」と語っていることもあって作の中には菱田正和監督の関わった作品の要素がオマージュとして散りばめられており、菱田監督が関わった作品を知っていれば知っているほど、より深く楽しく鑑賞できる作品に仕上げられている。まさに「監督の人生が詰まった七連続プリズムジャンプ」であるが、同時に作は井内秀治への感謝が込められた作品でもある。 菱田正和監督と井内秀治の縁はとても長い。 サンライズに入社後、制作進行として菱田監督が最初にアニメに関わったのは井内秀治監督の代表作の一つ『超魔神英雄

  • マンガ☆ライフ |『KING OF PRISM PRIDE the HERO』は今世紀最高の煌めきを宿す破壊と再生の神話だ

    昨年公開された『KING OF PRISM by PrettyRhythm』は「応援上映会」という特殊な上映会の人気と共にスマッシュヒットを飛ばし、ファンの応援も相成って昨年を代表する作品の一つとなった。6月10日に公開された『KING OF PRISM PRIDE The HERO』はそんな『by PrettyRhythm』の続編にしてプリティーリズムシリーズの最終章となる作品で、四年に一度男子プリズムスタァの頂点に立つプリズムキングを決めるための大会「プリズムキングカップ」の様子を描く。 前作の最後でエーデルローズを支える神浜コウジ・仁科カヅキ・速水ヒロの「Over The Rainbow」はプリズムキングカップ出場のために活動を無期限休止。その隙にエーデルローズとその代表・氷室聖を憎む法月仁総帥率いるシュワルツローズが更なる攻勢に出ることが予告されていたが、作の冒頭で早くもそのエー

  • マンガ☆ライフ |今からでも間に合う『アイドルタイム・プリパラ』のススメ

    2017年3月末で2014年から展開されていた『プリパラ』が放送終了しました。 4月4日からはそんな『プリパラ』の続編として新たに『アイドルタイム・プリパラ』が放送開始したので「今からでも間に合うよ」ということで宣伝しておきます。『けものフレンズ』の脚を担当された田辺茂範氏も今作から脚で参加されるそうなので見てください。よろしくお願いします。 ■そもそも『アイドルタイム・プリパラ』って何? タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発した女児向けアーケードゲーム及び、そのアーケードゲームを原作に展開されているタツノコプロ制作の女児向けアニメのことです。 アニメもゲームも基となるストーリーは同じで、「プリチケ」と呼ばれる特別なチケットを手にした子なら誰でもアイドルになれて、どんな夢でも叶えられる夢のテーマパーク「プリパラ」を舞台に、少女達が「神アイドル」というアイドルの頂点を目指して「自

    hyaknihyak
    hyaknihyak 2017/04/28
    アイドルタイム面白い
  • マンガ☆ライフ |『KING OF PRISM』に見る話題を切らさない事の大切さについて

    『甲鉄城のカバネリ』。「荒木哲郎監督の最新作」ということで見ているのだが、「今まで荒木哲郎監督が手がけてきた全ての作品に似ている部分があるが、でもどの作品とも違う」という印象を受ける。「ゾンビ物」という点では『ハイスクールオブザデッド』だが、人類が怪物に蹂躙される恐ろしさやグロテスクではあるがどこかで生命の儚さを感じさせる雰囲気は『進撃の巨人』っぽくもある。主人公達カバネリはウィルスにより誕生した存在である事から『ギルティクラウン』っぽさもあるのだが、作品全体を支配する空気感はどの作品とも違っていて異質なものだ。 物語自体はゾンビ物の王道とも言えるストーリーではあるものの、拠点が「甲鉄の汽車」という事もあって運命共同体のような趣きが強く出ている。「この汽車をとにかく守らなければならない」というのは分かりやすいけど、反面シチュエーション面で飽きやすくなるので、この辺をどうクリアしてくるのだろ

  • マンガ☆ライフ |『KING OF PRISM』の応援上映会が何故盛り上がるかについての考察

    「キンプリでもやったんだから、プリパリでも応援上映会をやってくれないかなー」とか言ってたら、正式に応援上映会の開催が決まって嬉しい限り。『とびだすプリパラ』の応援上映会では緑風ふわりガチ勢として応援してたんだけど、ここ最近俺の中でひびき様の存在感が増している事もあって、応援上映会無しでひびき様を見守るとか超辛かったんだよね……。ドロシーも応援するけど、やっぱりひびき様格好いいし……。実際に誰を応援するかはその時に考えるので今は分からないけど、全ルート一回以上は応援上映会に参加したいなー。 しかし応援上映会にしろ極音上映会にしろ「映画館でしか体験できないもの」というのは、当にその時に参加しないと二度と味わえない。見れる機会があるというのなら出来る限りその機会に見ておかないと、後から取り戻す事は出来ない。キンプリで応援上映会の楽しさを知った人も多いと思うけど、そういう人達も是非プリパリにも来

  • マンガ☆ライフ |『逆襲のミルキィホームズ』七転八倒で未来へ進む敗者達の物語について

    キンプリ。リピーターが多い作品なので、友人知人から「何回ぐらい見てるの?」と聞かれるので書いておくと、現段階で53回を見てます。うち六回ぐらいは応援上映会での視聴で、その六回のうち一回は舞台挨拶、一回はグンナイ上映会ですね。去年『劇場版プリパラ』を30回ほど見た時に「ここまで見ることはない」と思っていたんだけど、まさかキンプリでここまで見ることになるとは思ってなかった。キンプリは凄い。 こういう視聴回数の話になると「回数を競っている」と言われますが、自分としては別に回数を競っているわけではないです。「もっと深く作品を理解しよう」「もっと作品を楽しもう」と思って通ってたらこれぐらいになってたってだけの話です。 キンプリは台詞ではなく行間で語る部分も多いので何度も何度も見ないと分からないことが多い。だから何度も見て作品を理解しようとすると複数回どうしてもかかってしまう。まあ25回目ぐらいでスト

    hyaknihyak
    hyaknihyak 2016/03/04
    “現段階で53回を見てます。”
  • マンガ☆ライフ |『アイカツ!』『プリパラ』作画から3DCGへの切り替えにおける違和感を軽減する工夫についてのメモ

    スパロボ。『第三次Z天獄編』すら積んでいる中で八月に発売する『BX』の速報を見てしまったのだが、『ガンダムAGE』の参戦に「そうか……フリットさんが……」と妙な気持ちになってしまった。『ガンダムAGE』と言う作品を振り返る上で「フリット・アスノ」と言う男の事を思い出さずに入られない。というのも、ヴェイガンに母親を殺され、愛した人を殺された彼はヴェイガンを殲滅するためなら孫すら利用する復讐鬼と化した彼は長期化したヴェイガンとの戦争が産んだ存在だからだ。 長期化によって凝り固まった彼の復讐心とそこからくるとにかくヴェイガンを殲滅しようとするその姿はいっそ哀れなのだが、だから面白いのはヴェイガンを皆殺しにする大量殺戮犯になる直前で戦争終結に向けて動き出す一連の流れだろう。何だかんだであそこの下りは「戦争を止める方法」と言う一つの結論としては綺麗にまとまっていたように思うのだ。 作品として難がある

  • マンガ☆ライフ |『レディジュエルペット』負の感情の肯定と「世界を救う」の意味について

    『劇場版プリパラ』ルート2を視聴。『劇場版プリパラ』では週ごとに後半10分ほどの内容が変わるという実験的な試みをしているのだが、ルート2となるパーフェクトスターツアーは「パーフェクト」とタイトルに入れるに相応しい、まさしくパーフェクトな内容だった。歴代プリズムショーの中でもパーフェクトなショーばかりを集めただけのことあって、天羽ジュネや蓮城寺べるの七連続ジャンプなど、各作品にとって重要なプリズムショーばかりが集められている。プリズムショーの数そのものはラブリードリームツアーから減っているものの、それぞれの尺を長めに取ることでじっくり見ることが出来るため、見応えは抜群。 特にジュネ様やみおん様などのプリズムショーは映画館の巨大なスクリーンで見ると当に素晴らしい出来で、編でも素晴らしかった「エターナルビッグバンからのビューティフルワールド」などはその破壊力がかなり増しているようにも思う。で

    マンガ☆ライフ |『レディジュエルペット』負の感情の肯定と「世界を救う」の意味について
  • マンガ☆ライフ |『アイカツ!』に見る新主人公のストーリーの立て方について

    夏コミ新刊である『プリズムアライブ』ですが、何度も書いているように完売しており、再販予定は今のところありません。ですが、執筆者の一人である泉信行さんが『プリズムアライブ』に寄稿された『プリズムに変わるメイン・キャラクターの構造─テレ東系キッズアニメシナリオが模索した道』を全文公開されております。 https://note.mu/izumino/n/n239bc0569812 全文を読むためには100円ほどかかりますが、このお話はメインキャラクター(≒主人公)の表現技法のお話は様々な作品に応用できるものでもあるので個人的には一読する価値はあるかと思います。またタイトルに「テレ東系キッズアニメ」という一文が入ってます通り、プリティーリズムと言う作品が好きな方はもちろん、プリティーリズムを見ていないという方にも面白い内容かと。よろしければどうぞ。 ■ 『アイカツ!』は神崎美月のライブを見て、アイ

  • マンガ☆ライフ |『少年ハリウッド』十話の音楽番組という演出装置について

    この間、『ラブライブ!』関係で「ラブライブ!は好きだしライブには行くけど、それはそれとして見たいかどうかで言うとかなり複雑な心境だ」と言うことを綴った記事を見かけた。気持ちとしては分からないでもない。あの記事を書いた人は『ラブライブ!』とμ'sの九人が「好きで好きで仕方がない」のだろう。だからこそ「最も輝いていた姿だけを愛したい」と思うことは気持ちとしては痛いほど理解できる。俺も「『プリリズDMF』と上葉みあが好きすぎるからこそ、プリリズイベントでだけは上葉みあ役として登場する大久保瑠美だけは見たくない」と言う思いを常に持っているからだ。 コレは別にステージ上に○○役として登場する声優を見ると幻滅するとかそういう小さな話ではないし、ましてや幻滅することはないだろうと思う。やっぱり人は凄く魅力的だろうし、熱意を込めて演じていたわけで、演じている側から見た上葉みあの姿というのは話を聞いてみた

    マンガ☆ライフ |『少年ハリウッド』十話の音楽番組という演出装置について
  • マンガ☆ライフ |『キルラキル』と劇団☆新感線について

    『天元突破グレンラガン』の監督である今石洋之とスタッフがガイナックスを抜けたという話を聞いた時は「ガイナックス大丈夫なのか……」と驚いたのだけれど、そんな今石洋之の所属するトリガー初のオリジナルTVアニメという認識をしていた『キルラキル』の一話を視聴したんだけど、「なんといういつもの中島かずき」としか言えんなぁこれ。 脚・監督共に『天元突破グレンラガン』と重なることや、『パンティー&ストッキング』のスタッフがほぼそのまま参加していることなど、トリガースタッフのガイナックス時代のアニメ作品と比較したくなる部分は多々あるのだが、作はどちらかと言えば中島かずきの成分が『天元突破グレンラガン』よりも濃いように感じる。 中島かずきといえば石川賢の元担当編集者で、『天元突破グレンラガン』の時は「ゲッターサーガを終わらせる」と意気込んでいた記憶があるのだが、作のこの清く正しいダイナミックプロの文脈

  • マンガ☆ライフ |漫画版『ラブライブ!』を支配する閉塞感と自分の意志で変えていくことについて

    漫画版『ラブライブ!』の二巻が出ていたので購入したわけなのだが、うーむ。やはり面白いなぁ。 アニメ版の物語は「当にやりたい事は何か?」で、「廃校」という終わりを意識した上で自分のやりたい事を突き詰めていく物語だったわけなのだが、漫画版はそういう「終わり」というものの描き方が全く違っているように見える。 というのもこの漫画版の面白さとして「廃校に伴う諦観」とそこから来る「閉塞感」というものが描かれ始めているからだ。 アニメ版はそういった閉塞感を感じない作りになっていたのだけれど、漫画版では一巻の段階で「ファーストライブでの失敗」というアイドル的要素を「九人集めないと部活動にならない」とかその辺の「部活物っぽさ」とミックスしているような物語として動かしていた。しかし二巻ではその要素はそのままに、「高坂穂乃果達以外の存在」を描くことで、「廃校の危機」という状況が生み出す「何をやっても廃校になる

  • マンガ☆ライフ |今までの『アイカツ』とこれからの『アイカツ』について

    ここ最近の『アイカツ』が行なっていたトライスター編があまりにも素晴らしかったので、HDDに眠っていた1話から最新話まで見返してみたのだが、やっぱり面白いなぁ『アイカツ』。 この一年ぐらいでアイドルなどのショービズ業界を題材とした作品で最高傑作は『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』だと思っているけれど、『アイカツ』はそこに匹敵する、というか毎週の面白さという観点では『アイカツ』の出来というものは毎週かなり高い水準でまとまっているし、キッズアニメがよくやる道徳的・倫理的な、言ってしまえば綺麗事的なメッセージというものもきちんとアイドルアニメのフィルタを通したメッセージに変換している。 その観点で言えば『アイカツ』は間違い無く傑作級の出来なのだが、今回のトライスター編の落としどころとして「アイドルとしてオーディションに勝つことも大事だが、人を楽しませることはもっと大事」というかえで、そし

  • マンガ☆ライフ |『μ's 3rd Anniversary LoveLive』を見てきたという話

    『μ's 3rd Anniversary LoveLive』に行ってきた。 ライブには外れたがライブビューイングの決定によりライブビューイングでの鑑賞ということになったわけなのだが、素晴らしいな今回のライブ。今までで一番面白かったんじゃないだろうかと思うのだわ。 『ラブライブ』のライブの何が素晴らしいかといえば、あくまで「μ'sのライブである」という体裁でライブをやっているということであり、出演者こそ全員μ's9人の声優のわけなのだが、要所要所でキャラクターの名前で呼び合ったり、MCとしてもそこを前提にしたトークになっていることなど、「声優ユニット・μ's」ではなく「スクールアイドルユニット・μ's」としてステージに立っていて、だからこそ「μ'sが踊れるもの」はレッスンを積み重ねて踊れるようになるという全力のパフォーマンスが成立すると思うのである。 そうした全力のパフォーマンスという奴で「

  • マンガ☆ライフ |『アイカツ』と仕事に対するストイックさとアイドルアニメの相性について

    4月にスタートしたアニメもそろそろ話に一区切りをつけようとしている中、ここ最近は『アイカツ』が無茶苦茶面白くて毎週楽しみにしている。はっきり言って俺は今期で一番面白いんじゃないかとすら思っていたりする。 『アイカツ』の面白さというものを考えていくと、これはもう「アイドルになろうという子供」という存在を通じて、社会人を主人公にしたような作劇をしているということにあると思っていて、芸能界という業界に飛び込んでいく女の子を通じて「仕事の中で自分が何をして行きたいか」という仕事を通じた自己実現みたいな話をやっているところが無茶苦茶面白いのだ。 そもそもなぜ芸能界が描くと社会人を主人公にした物語のような話になるかというと、これは芸能界というものが大人が構築した大人のための世界だからで、そういう大人の世界である芸能界に存在しているアイドル=子供というのはどうやったって「大人と一緒に仕事していく」という

  • マンガ☆ライフ |俺がアニメ版アイドルマスターをアイドルアニメとして見れない理由について

    ふと思うところがあったのでアニメ版『アイドルマスター』ことアニマスを何回か見直していたんだけど、俺はやっぱりアニマスをアイドルアニメとしては全く見れなかったし、この子達がアイドルとして演出されているように見えなかった。 当時から「アイドルアニメなのに、アイドルに全く見えない」という事には違和感を覚えながらも、まあ出来は良かったので褒めてはいたんだけど、改めて見直した結果、このアニマスという作品は「ショービズ業界に身をおくもの=プロとしての自覚と覚悟」が一切描かれていないから、アイドルアニメとして見れないのではないかという結論に至った。 アイドル業界というものがショービジネスの世界であるということについて異論を挟む人はいないと思うのだが、このショービジネスの世界というのは人を集められるのかということが重要だ。そして「人を集められるかどうか」ということと「技術的な凄さ」というものはあんまり関係

  • マンガ☆ライフ |『ゼノグラシア』と無条件に貶される風潮について

    アイドルマスターゼノグラシア』を貶すことは様式美的なギャグであり、『ゼノグラシア』は誰もが無条件にけなしていいと考えている人達がいるのだが、そういう人達が『ゼノグラシア』を貶したり、駄作であることを前提としたギャグとして用いる度に俺のような気でゼノグラシアが好きな一部のファンが迷惑を被るという構図は当にどうにかならないものか。 いや貶したくなる側の人間の心境は良く理解できる。 俺もアーケードで稼働していた頃からのファンであり「アイドルマスターがアニメ化!」と聞いて喜んだ一人だから。蓋を開けてみれば声優は全部変わってるし、設定も変わってるし、そもそもロボット物でSFだしで「アイドルマスターらしい要素」というのは名前ぐらいのもので、そもそも「アイドルマスター」という言葉の意味するところも大きく変わっていた。 そういう「自分が好きなアイドルマスターがアニメ化すると思ったら、首だけすげ替える

  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』最終話に見る「周囲を巻き込んでいく」高坂穂乃果の魅力と「それでもやるかどうか」という問いかけについて

    あるいは私がいかにして高坂穂乃果に振り回されるようになったのか。 電撃ラブライブ三学期を購入して読んでいたのだが、花田十輝と公野櫻子のインタビューまで取ってきていて、ようやく雑誌として面白くなったなーと思うんだけど、最初からこういうものを出しておけば文句言われなかったのに!と思うのは俺だけか? キャストインタビューまでちゃんと取ってきているのも素晴らしいけど、個人的には原案者である公野櫻子のインタビューを取ってきて、企画について言及させてるところは褒めておきたい。 二年組が公野櫻子のいつものキャラ造詣というのは「ですよねー」という感じなのだが、キャラクター一人一人についてもちゃんと言及していて読み物として大変面白い。 特ににこについてはアニメ版と原案者の中であんまりずれがない感じで、「花田十輝的には性格改変だけど実はそうでもなかった!」という展開になっていて愉快な結果だなーと思う。まあ俺も