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ブックマーク / science.srad.jp (10)

  • オレゴン州立大学、焼くとベーコンの味になる海藻を開発 | スラド サイエンス

    米オレゴン州立大学(OSU)の研究者がベーコンの味がする海藻の新品種を開発したそうだ(ニュースリリース、 OSUのニュース記事、 Consumeristの記事)。 ベーコン味の海藻はダルスと呼ばれる紅藻の一種を品種改良したもの。ダルスはミネラルやビタミン、抗酸化物質に富み、乾燥状態で重量の16%のタンパク質を含むため、昔から用にされている。新品種も通常のダルスと同様に材として使用できるが、油をひいたフライパンで焼くと海藻ではなくベーコンの味に変わるのだという。ベーコンの風味も強いそうだ。 この品種は当初アワビ養殖の飼料としてOSUのハットフィールド海洋科学センターで作られたもので、商用規模での実用化にも成功し、特許も取得している。海藻は同センターの水槽では15年にわたって育て続けられていたが、経営学部のChuck Toombs氏が栄養価の高さに着目して品開発を提案。焼くとベーコンの味

  • 「双子素数予想」の証明につながるかもしれない論文が投稿される | スラド サイエンス

    英科学誌ネイチャーが米ニューハンプシャー大の数学者が13日、「間隔が7千万以内の素数のペアは無限にある」と証明し、専門誌に論文を投稿したと朝日新聞が報じている。 「3と5」や「11と13」のように隣り合って差が2のペアを「双子素数」と呼ぶ。素数が無限に存在することはユークリッドが証明しているが、双子素数が無限に存在するかどうかは証明できておらず、数学最古の難問の一つともいわれていた。 今回は双子素数についての証明ではないが、発表者は「7千万という間隔はこれからどんどん縮めていける」と話しているという。

  • ポルノが実際の性行動におよぼす影響は驚くほど小さい | スラド サイエンス

    ポルノが実際の性行動におよぼす影響は驚くほど小さいそうだ (WSJ.com の記事、Vitals の記事、DOI: 10.1111/jsm.12157 より) 。 いっぽう、これに対し反論もある。記事では「女性はポルノの影響を感じやすいが男性は感じにくい」「『ポルノ中毒』になる人が増えている」「MRI を使って脳の働きを分析した結果、ポルノを見たあとの男性は女性を人としてではなく、物として見ていたということが分かったという話」が紹介されている。 ただし、「ポルノ視聴は脳の病」だそうで、ポルノ依存は視聴を辞めるだけで治癒できるそうだ。

  • ビッグバン理論には致命的な欠陥がある? | スラド サイエンス

    3 月、ESA (欧州宇宙機関) が持つ天文衛星 Planck が、宇宙誕生時の名残を伝える微弱なマイクロ波「宇宙マイクロ波背景放射 (CMB)」を最高精度で観測した全天マップを発表した (AstroArts の記事)。この Planck により得られた知見とこれまでに得られたヒッグス粒子のデータを組み合わせることにより、これまでのビッグバンを起源とする標準宇宙論の考えが変わる可能性が出てきたという (Nature News & Comment の記事、、家 /. 記事、arXiv:1304.2785 より)。 これまでの標準宇宙論 (ビッグバン宇宙論) では、最初期の宇宙はビッグバンの後インフレ的に拡張を続けてきたと考えられてきた。しかし、プリンストン大学の天体物理学者 Paul Steinhardt 氏のチームが先週投稿した論文では、CMB の観測で得られたデータなどから考えると、こ

  • ヒッグス粒子は単体ではなく複合の粒子である可能性 | スラド サイエンス

    これまで、ヒッグス粒子は物質の最小単位である「素粒子」とされてきたが、名古屋大素粒子宇宙起源研究機構を中心とするグループによると、ヒッグス粒子は複数の未知の粒子が結合した「複合粒子」で構成されている可能性があるらしい (毎日 jp の記事より) 。 この仮説が正しければヒッグス粒子は素粒子ではなくなるという。グループは、ヒッグス粒子が「複合粒子」という仮説を立て、未知の粒子が 2 種類が存在するとの前提でスーパーコンピューターで計算した結果、質量などがヒッグスの性質に近い粒子を組み立てることに成功したという。 研究チームの山脇特任教授は「かつては原子が最小単位だと考えられていたが、もっとも小さな電子や陽子、さらに素粒子が発見されたのと同じように、未知の世界につながるかもしれない」としている。

  • 急増する「偽学術誌」 | スラド サイエンス

    最近「偽学術誌」なるものが急増しているそうだ (Motherboard の記事、The New York Times の記事、家 /. 記事より)。 昔は学術誌の数も現在よりは少なく、学術誌といえば「Nature」や「Science」といった権威あるものも多かった。学会なども開催しているようなこういった学術誌に掲載されている論文は査読も通っており、真っ当な研究であるとされていた。しかし新たな出版物を立ち上げるのが容易となった今日、「偽学術誌」なるものが雨後の筍のように出現しているという。これらの偽学術誌は掲載にあたり数十万円、またカンファレンスに参加するのに更に数十万円積む必要がある場合もあるそうだ。厄介なことにこの偽学術誌は著名な学術誌に名前をよく似せていることが多い。例えば今年開催された「Entomology-2013」というカンファレンスは昆虫学分野の権威ある学術誌「Entomol

    急増する「偽学術誌」 | スラド サイエンス
  • ワープ航法の実現可能性は意外に高い? | スラド サイエンス

    9月14日に行われた恒星間宇宙飛行の課題を議論するイベント「100 Year Starship Symposium」で、NASA・ジョンソン宇宙センターに所属するHarold Sonny White氏が、「これまでワープ航法は不可能という前提だったが、その不可能から少し希望が持てるレベルにまで変化しそうだ」と述べたそうだ(DiscoveryNews、Gigazinewikipediaのワープの項目、家/.)。 ワープ航法については、1994年にメキシコの物理学者Miguel Alcubierreがスタートレックのワープ航法をヒントにして考案した「Alcubierre drive」が理論的に実現可能性のあるものとして知られている。この航法は、超巨大なリング型装置の中央に楕円形の宇宙船を配置。宇宙船の前方の空間を収縮、後方の空間を膨張させる時空を生み出し、宇宙船は平坦な時空の泡の中にいるこ

  • NTT、「1つのケーキを2人で公平に分割する」アルゴリズムを開発 | スラド サイエンス

    NTTが「一つのクリスマスケーキを2人で公平に分けるには、どこにナイフを入れたらいいか」という「ケーキ分割問題」を正しく解くアルゴリズムを開発したそうだ(日刊工業新聞)。 「ケーキ分割問題」とは、2人で1つのケーキを分割する際に、両者が満足するように分割するにはどうすれば良いか、という問題。2人が異なる価値観を持っているというのがポイント。今回発表された新アルゴリズムは「両者が同時に切りたい場所を申告し、その中間でカット、申告した場所を含むケーキを分配する」というものだそうだ。 今日・明日とケーキをべる機会は多いかと思うが、さっそく応用してみてはいかがだろうか。しかし、3人以上で分割する場合はどうすれば良いのだろうか?

  • 新たな多能性幹細胞「Muse 細胞」が発見される | スラド サイエンス

    東北大の出沢真理教授ら、京大の藤吉好則教授らは、ES 細胞や iPS 細胞に比べて増殖率は低いものの癌化の危険性が低い多能性細胞を発見し、「Muse 細胞」と名付けた (NEDO のプレスリリース, 東北大学大学院医学系研究科・医学部のニュース記事, 河北新報の記事より) 。 Muse 細胞は人間の皮膚や骨髄の中に存在し、遺伝子導入などの操作をすることなく、ストレス条件により活性化。ES 細胞や iPS 細胞と異なり無限に増殖することはなく、2 週間ほどで増殖が停止する。神経や平滑筋、肝臓などへの分化は確認されたがすべての細胞に分化するかどうかはこれからの研究で明らかにしていくとのことで、ES 細胞や iPS 細胞にとって代わるものではないが、様々な利用方法が期待できるとのことだ。

  • ロンドンの大学院生、ドレイク方程式を用いて「彼女が出来る確率」を導き出す | スラド サイエンス

    地球人と出会う可能性がある地球外文明の数を推測するドレイク方程式を使い、自分に彼女ができる確率を導き出したそうだ男性がいるそうだ(家/.、FOX Charlotte)。この確率を導きだしたのは、ロンドン在住の30歳の大学院生。 「Why I don't have a girlfriend: An application of the Drake Equation to love in the UK」(PDF)と題されたこの論文によると、 とのこと。全女性のうちロンドン在住の女性の数や「年齢的に適している(24~34歳)」女性の数、また大卒かどうか、そして身体的魅力などが要因として考慮されたとのこと。その結果、ロンドンで一晩遊びにでたとして、彼の要件に合致する女性で、かつ相手も自分に興味を持ってくれる女性と出会う確率は0.0000034%であるとはじき出されたそうだ。この確率は銀河系で知的

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