カナダのトロント大学のMunk School of Global Affairsは現地時間2015年4月10日、「Great Cannon」と名付けた攻撃ツールに関する分析結果を発表した。同ツールの背後に中国政府の存在があると指摘している。 Munk School of Global AffairsのCitizen Labチームは、「GitHub」サイトや「GreatFire.org」のサーバーに対して2015年3月に行われた大規模な分散型サービス拒否(DDoS)攻撃に、Great Cannonが使用されたことを確認した。 GreatFire.orgは、中国で遮断されているWebサイトが検閲を回避できるようにするためのサーバーを運用し、GitHub上にページを所有している。 GitHubは3月下旬、中国の検索大手「Baidu(百度)」に国外からアクセスしようとするユーザーのトラフィックが大