ゲームファンからすると、日本のゲーム産業をけん引する大手企業・バンダイナムコエンターテインメントですら、資料の分類・整理をしていなかったという事実は驚きではないだろうか。ゲームメーカーには、企業体力がない小さな開発メーカーもあれば、既に消えてしまったメーカーもある。そうした企業の開発資料は、ほとんどが失われているか、残っていたとしても保存状態はもっと悪いはずだ。 「その通りです。だから他の多くの企業と連携したい。私たちがナムコでの取り組みを外に向かってアピールしているのは、資料の存在を多くの人に知ってもらうためなのと同時に、業界全体で資料の保存に取り組みましょうという提案でもあるんです」(兵藤氏) 40年前のビデオゲーム黎明(れいめい)期は、各社がそれぞれの流儀でゲームを開発していた。仕様書の書き方すら決まっていない時代だ。当時の各社の開発手順の違いなどを知ることができる資料は、極めて貴重
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