名古屋市立中学校の授業で今年2月、前川喜平・前文部科学次官が講演した後、文部科学省が、同市教育委員会に講演内容などをメールで問い合わせていたことが15日、わかった。 文科省では2月中旬、名古屋市の中学校で、前川氏が授業の一環で講演したことを報道により把握。同省の担当者は3月1日、同市教委に前川氏を招いた目的や経緯などを聞き、内容を把握するため録音データがあれば提出するよう求めるメールを出した。このメールでは、前川氏が天下り問題で辞任したことや「出会い系バー」に通っていたことなどにも触れていた。市教委はメールに回答したが、録音データは提出しなかったという。 小川正人・放送大教授(教育行政学)は「国が個別の授業の中身を問い合わせる例は聞いたことがない。違法とまでは言えないが、違和感を感じる」と指摘する。これに対して文科省は「報道を受け、事実確認を行った。問題のある行為とは考えていない」としてい
![前川氏の講演内容、文科省が中学に提出を要求 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/67cbd954baaaaa40af089ede0bdff41330460e26/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fimages%2Fyol_og-image.png)