朝鮮人民軍と国防省が5月16日、平壌の防疫危機制圧のための決起集会を開いた。朝鮮中央通信が17日配信した=朝鮮通信 朝鮮中央通信によれば、北朝鮮で9日、田植えが始まった。「田植え戦闘」とも呼ばれ、都市や軍などから支援する人々が農村部に送られる。外貨稼ぎ担当の党幹部だった脱北者の1人は「数週間から1カ月、農村に寝起きして農作業を手伝う。昔は食事は農村が準備してくれたが、今は全部手弁当。行きたがらない人も多い」と語る。 ところが、今年はこれができない。コロナの発生だ。朝鮮中央通信によれば、12日午前から、全国で地域別に完全封鎖(ロックダウン)された。事業、生産、居住などの部門別に隔離され、厳格な全住民集中検診が行われているという。 朝鮮中央通信は12日、「平壌の団体で8日、新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した人が確認された」と報道。19日には「18日午後6時までの全国的な総数は、発熱者1