筆者は岐阜の里山で育ち、汐留の日テレで報道局記者として働いている。2023年、同じく地方育ちの妻と結婚。仕事は頑張りたい。でも自然に囲まれた暮らしもしたい。こんなことを言うのはわがままなのか。この冬、思い切って東京湾を渡り木更津に引っ越してみた。 (社会部 赤坂啓人) 私は高校まで自然豊かな岐阜の里山で育った。就職してからは、東京・新橋の日テレまでドアtoドアで1時間の板橋区のアパートで暮らした。仕事は不規則なことがあり、会社から近いのは安心できた。 そんな中、2023年、同じく地方で育った妻と結婚。2人でマイホームや子どもなど将来を語り合う中で、互いに自然豊かな場所で暮らしたいとの思いが強まっていった。しかし今の仕事を続けながら、それは可能なのか。 私たちは半年にわたり移住先をリサーチ。そして2023年12月、思い切って東京湾をアクアラインで渡った対岸、千葉県木更津のアパートに引っ越した