海外勤務の可能性があるグローバル企業で働くことを目指して、就職や転職を検討している人の中には、残業について気になっている人もいることでしょう。 この記事では、さまざまな国の残業に対する意識、世界各国の残業代に関する扱いなどを解説します。海外勤務や、グローバル企業への転職を検討する際に参考にしてください。 日本での残業の扱いとは? 日本では、労働基準法によって労働時間は週40時間、1日8時間と決められています。この基準を超えた労働時間のことを「法定時間外労働」といい、一般的に「残業」と呼んでいます。 会社は残業に対して、1時間あたりの賃金に25%上乗せした賃金(残業代)を支払う義務が生じます。また、残業時間分の代休を取得した場合も、会社は従業員に対して上乗せ分の残業代を支払う義務があります。 また、「時間外労働の限度に関する基準」が定められており、残業は月45時間、年間360時間までが上限で