繊細なレースを重ね合わせたヴェールのように、クラシカルな厳かさとドリーミーで幻想的な音を幾重にも纏った、美しくエアリーなサウンドを作り出すボンジュール鈴木。普段は作詞作曲、アレンジやミックスなども自身で行う彼女が、TomgggやYunomiら気鋭のクリエイターとのタッグで生み出したのが、3rd EP『Sweetie Sweetie』だ。彼女の描く砂糖菓子のような甘美な世界観をモダンに解釈した作品となっているが、そこにはドキッとするようなめくるめく世界やむせ返るような甘さも、かわいらしさも毒っぽさも潜んでいて、音をめくるたびに魅惑的なウィンクを返されるサウンドになっている。ふんわりと美しく包まれたそのヴェールの向こうに、ボンジュール鈴木が秘めているものについて話を訊いた。 -今作は4名のアーティストやトラックメイカーが編曲に参加していますが、みなさん面識はある方なんですか? Yunomiさん