西垣通の著書を読んで刺激を受けたのでメモ書き。 西垣通の提唱する基礎情報学の立場は,近年,より一層,明確化してきている。日本でもオートポイエーシス理論を受容し,自説を展開する学者はいるが,西垣理論はその中でも最も洗練された形態といえるだろう。 ■オートポイエーシス論の展開 オートポイエーシス理論はチリの神経生理学者のウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・ヴァレラが共同創案した新しいシステム論である。オートポイエーシス論は,本来,物質とも精神とも異なる第三領域としての「生命」とは何か,という問いに対して答えるために考案された理論であった。 しかし,とりわけニクラス・ルーマンがオートポイエーシス論を社会学に導入したことにより,現在では,あらゆる社会科学への応用が試みられている。例えば,法社会学にはギュンター・トイプナーがオートポイエーシス理論の応用を試みており,日本でも『オートポイエーシスシ
3月3日に新刊が出ます。タイトルは『バッドエンドの誘惑』。 人づてに「いやな話だったよ」と言われて、なぜか好奇心が湧いてしまう映画。イヤミス小説の流行と同様の現象です。「なぜ人は厭な映画を観たいと思うのか」をひもとく書籍です。 以下は項目と、取り上げた映画一覧です。 バッドエンドの誘惑~なぜ人は厭な映画を観たいと思うのか~ (映画秘宝セレクション) 作者: 真魚八重子出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2017/03/02メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る *バッドエンドの誘惑 ・タイミングが悪い 『ミスト』『ミスティック・リバー』『永遠のこどもたち』 ・神は人の上に人を作った 『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』『召使』『恋するリベラーチェ』 ・バックステージの闇 『サンセット大通り』『マルホランド・ドライブ』『スター80』 ・侘しさ―― 『ボディ・ス
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