数学ガールの最新作 ゲーデルの不完全性定理を読んだ. 数学ガール/ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3) 作者: 結城浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2009/10/27メディア: 単行本購入: 37人 クリック: 930回この商品を含むブログ (151件) を見る 以下その感想. イプシロン・デルタや対角線論法の説明が非常にわかりやすかった.会話形式で躓きやすいところをフォローしているのが良い. ペアノの公理で自然数は0オリジンとして欲しかった.(原始帰納法が出てくるまでは1オリジンでも不都合はおきないのかもしれないが) 「不完全性定理」より「不完備性定理」の方が良いというのは同意.completeの訳とするのはまずい場合が多い.(NP-completeもNP完備と言ってほしい) 肝心のゲーデルの不完全性定理について書いてある10章がひどかった.普通の数学書