(前回のあらすじ:1573年夏、戦国時代に転生した姑オババと歴女アメリッシュ。アバターとなった戦国時代の母娘を生かすため兵隊になる決意をした。明智光秀の配下、足軽小頭である古川久兵衛の下で働く。織田信長が大嶽砦を攻めるという歴史上の知識から、彼と共に信長に会いに向かい、朝倉軍の敗走する兵に巻き込まれる) 朝倉義景と織田信長 1573年晩夏、浅井長政と朝倉義景を順調にこれから滅ぼす予定の織田信長。 天下人になるはずの信長側にいた私だけど、でも下端の足軽だから、どうでも替えがきく立場だってこと気づいてはいる。 これは、私がこの世界では異質な立場だから理解できることなので、 もし、この時代に生まれたなら夢をみただろうか。 夢が叶うのは戦国時代と現代では、どちらがより可能性として高いのだろうか、なんて思っちまう。 例えば、マイクロソフトを築き世界最高の金持ちになったビル・ゲイツ。 このオタク男子が