沖電気工業は5月28日、飛来するドローンを空中音響技術で探知するシステムを開発し、6月から販売すると発表した。ドローン探知への関心が急速に高まっているとして、施設管理者や警備会社のニーズを見込む。 ドローンは飛行音を隠せない──として、これまで培ってきた空中音響技術をベースに開発。複数のマイクで音を収集、音源位置を分析し、飛来する方位や仰角、距離を通知する。探知距離は最大半径150メートル。センサーの配置場所と設置数で広げることも可能という。 ネットワーク経由で遠隔監視に対応し、オプションでカメラを組み込むことで映像による確認もできる。機種を識別することも可能という。 標準価格は300万円から。