「OSSにコミットして世界が変わった。自分の書いたソースコードが世界中の人に見られると思うと心が弾んだし、20歳そこそこの自分が大人の社会に触れられる貴重な機会だった」――現在、グリー CTOの肩書きを持つ藤本真樹氏は、自身のキャリアを振り返り、このように語る。 今回は、かつてPHPの世界で名を馳せた藤本氏に、OSSコミュニティでの活動内容やエンジニアとしての幸せについて聞いたので、その模様をお伝えする。 関連インタビュー 【インタビュー】言語は思考にも影響を及ぼす、だからRuby開発を選んだ--まつもとゆきひろ氏 【インタビュー】Rubyが大きくなれたのは、私に隙があるからかな - まつもと氏(後編) ――早速ですが、藤本さんは、"ソフトウェアエンジニアにとっての幸せ"とはどういうものだとお考えですか? グリー CTOの藤本真樹氏 藤本: いきなり難しい質問ですね(笑)。もちろん、答え