「前橋レポート」とは? 前橋市医師会は1979年、インフルエンザワクチンの副作用があったことを理由に、前橋市内の小学校でのインフルエンザの集団接種を中止してしまいました。 これに伴い、予防接種の実施の有無によってインフルエンザの感染率に差が生じるかどうかを、前橋市周辺の予防接種を続けた他の市との間で比較して調査し、その結果を1987年に発表した報告書が、「前橋レポート」と呼ばれるものです。 この調査はトヨタ財団の助成金により行われたもので、医学雑誌に論文として発表されていないためか、具体的な内容はあまり知られていませんが、この全文が以下のweb siteに転載されてます。 http://www.kangaeroo.net/D-maebashi.html しかしながらこの前橋レポートには、調査の上でいくつか問題点が見られます。 まず、ワクチンの有効性を確かめる上でインフルエンザの感染者を数え