医学部の入試での得点操作の問題が発覚し、大きな話題となっています。 東京医科大学での不正発覚を皮切りに、順天堂大学や昭和大学などの他大学でも得点操作をしていたことが判明し、女子受験者や浪人生に対して不利な扱いをしている医学部入試の実態が明らかになってきたました。 でも単純に疑問に思うのは「大学側はなぜそんな不正を働いたんだろう。」ということ。 今回僕はこの答えを知りたくて、メディアで医療業界の問題を指摘し続けている山本佳奈医師に話を聞いてみました。 そこでわかったのは、入試=入社試験になっていて安定的な労働力を求める医学部の構造と、その背景にある医師不足問題。 さらに山本医師は医学部の入試においてもう一つ深刻な問題である「地域枠」に関しても教えてくれました。