12月18日、イラン軍がイラク南東部の油田を占拠したとイラク政府が発表。写真はキルクークの油田。17日撮影(2009年 ロイター/Ako Rasheed) [バグダッド 18日 ロイター] イラク政府は18日、イラン軍部隊がイラク南東部の油田を占拠したと発表し、イランに対し即時撤退を求めた。一方イランはイラク領内への侵入を否定した。 イラク政府の報道官は、イラン軍兵士11人がバグダッドの南東300キロにあるファッカ油田を占拠したと述べ、「イラクの主権の侵害」と非難した。 「ファッカ油田および第4油井からの即時撤退を要求する。これはイラクが所有している。イラクはこの問題について平和的かつ外交的な解決を模索している」と述べた。 報道官は撤退期限には言及しなかった。また、イランが要求を受け入れない場合の対応については明かさなかった。問題を協議するため、イラクに駐在するイラン政府特使を召喚したこと