リレー講義録:総合人間学を求めて 第1巻「認識と情報」 有福孝岳(編) 京都大学学術出版会 pp. 5-31. 1999 (定価 1,800円) 認識する主体は、「個人」であり、情報は、「個人」から「個人」へと伝えられる----これは、人間の認識や情報について考える時の常識、あるいは、常識的前提となっています。でも、本当にそうなのでしょうか。それ以外の前提は、ありえないのでしょうか。本章では、この個人を基本単位とした認識や情報の捉え方に代わる、新しい認識や情報の捉え方を紹介してみたいと思います。個人を基本単位とする考え方は、研究者のみならず、一般の人々にとっても、常識になっています。今から始めるのは、私たちが、ずっぽりはまり込んでいる常識から脱却する「常識くずし」でもあります。 ホップ、ステップ、ジャンプの三段跳びでいきましょう。まず、ホップ(第1節)で、私たちが、ずっぽりはまり込ん
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