沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船3隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域で航行を続けていて、海上保安本部が領海に近づかないよう警告と監視を続けています。 第11管区海上保安本部によりますと、10日午前9時現在、尖閣諸島の魚釣島の南南西およそ30キロの海域で、中国の海洋監視船3隻が日本の接続水域を航行しているということです。 3隻は、今月6日に一時、日本の領海に侵入したあと、魚釣島や久場島の沖合を周回しながら、接続水域で航行を続けています。 海上保安本部は、3隻に対し領海に近づかないよう警告するとともに監視を続けています。 一方、今月6日に領海に侵入したあと、接続水域に入ったり出たりを繰り返していた中国の漁業監視船は、9日午後9時前に接続水域を出て、周辺海域を離れたということです。