さて久しぶりに山科氏の動画を観たが、面白いと感じた点が幾つかあったので私なりの解釈で書いてみようと思う。 私の年代が教えられた縄文時代のイメージは、狩猟採集生活で人々は漫画の『はじめ人間ギャートルズ』の様に毛皮を着て獲物を追い回しているというものである。 しかし研究が進むにつれて、そのイメージは徐々にではあるが違って来ている。縄文時代の人々は漁労や狩りだけではなくて、栗や栃などを栽培していたのである。加えてそれらを美味しく食べる為に調理方法も工夫していた。世界史と比べると遅れている様に見えた日本の縄文時代だが、実際にはそれほど遅れた野蛮人の世界ではなかった。 縄文時代には祭祀による生贄などの風習は無く、身分や貧富の差なども現代よりも少ない平等な社会生活が営まれていたらしい。日本における人々の社会的格差は、私たちからすれば文化的と思われる稲作が始まってからのことである。 そこに貧富の差がより
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