朝日新聞は、このごろ「放射能いじめ」の追及に熱心だ。1月30日の「『放射能来た』いじめられ、でも「やめて」と伝えたら…」という記事では、転校先の小学校でいじめられた小学生の話を報じている。大したニュースではないが、これは朝日の方向転換を示唆している。 朝日新聞社の『AERA』は、2011年3月28日号の「放射能がくる」という全ページをつぶした特集で「首都圏が放射能で壊滅する」と報道し、人々を恐怖に陥れた。長期連載された「プロメテウスの罠」では「原発事故で鼻血が出た」という類の放射能デマを執拗に繰り返した。「放射能いじめ」の元祖は、朝日新聞なのだ。 朝日が「反日」だとか「偏向」しているというのは間違いで、明らかな事実誤認はまれだ。彼らはつまらない問題を大きく扱うことで「放射能は危険だ」というアジェンダ設定を行うのだ。もちろん放射能は危険だが、それは石炭火力とどっちが危険なのか、原発を違法に止
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