iTunesのサーバーとして使う このLinkStation、こちらで公開中のソースコード一覧からわかるとおり、OSにLinuxを採用する立派なPCだ。ここでオープンソースの是非を論じるつもりはないが、ユーザーコミュニティーの間で熟成されたソフトウェアも十分な堅牢性を持つことは、これだけLinuxやBSDベースのサーバーが普及していることからして明かなはず。 iTunesがライブラリの共有に用いる「DAAP」(Digital Audio Access Protocol)は、仕様が公開されていないアップルのプロプライエタリ(専属的)なプロトコルである。しかし、オープンソースコミュニティーによって解析が進められた結果、互換性のある「mt-daapd」※が公開された。このmt-daapdこそが、LinkStationがiTunesのメディアサーバーとして機能する理由だ。 ※現在の開発はFiref