(CNN) 南アフリカの聴覚障害者団体は、10日に開かれたマンデラ元大統領の追悼式に手話通訳として登場した男性の仕草は「でらため」だったと発表した。これを見た聴覚障害者から怒りの声が噴出しているという。 問題の男性は、ヨハネスブルクのFNBスタジアムで開かれた追悼式にスーツ姿で現れ、関係者用の名札を下げて、4時間にわたって演説内容を手話通訳する仕草をしていた。この映像は世界中に中継された。 しかし専門家によると、男性の「通訳」はまったく意味をなしていなかった。 聴覚障害者団体によれば、この男性は同国で認定を受けたプロの手話通訳者ではなく、関係者の間でも無名の人物だった。南アフリカの手話では重要な要素とされている表情の変化もなかったといい、「あの通訳者の仕草は南アフリカの手話では使われておらず、完全な偽りだ」と関係者は話している。 この通訳者を巡っては10日の追悼式の最中から、聴覚障害を持つ