これをほかのシーンにたとえるなら、同僚や取引先へのヒアリングやインタビュー取材。相手の魅力や本音を引き出すためには、マツコさんのように聞き役に徹したほうがいいのです。 レポーター型MCの『マツコ会議』 最後は、マツコさんが一般人と会話を交わす『マツコ会議』『夜の巷を徘徊する』。両番組でのマツコさんは、MCという“上から目線”ではなく、レポーターのような“下から目線”から一般人に話しかけています。 情報番組でよく見かけるレポーターは、「忙しい中で時間をいただいている」という低い立場。マツコさんもそれがわかっているから、一般人に対しては「邪魔してごめんね」「こんなこと聞いてもいいのかしら」などと丁寧に話しはじめますし、いい話なら「ステキ!」「スゴイ!」と相手を持ち上げ、調子に乗りすぎた人には「何だよ!」「やめろ!」とツッコミを入れるなど変幻自在です。 すばらしいのは、このような“レポーター型M
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