株式会社 博報堂ケトル クリエイティブディレクター/編集者 嶋 浩一郎氏 (インタビュー・平田 順子) (2011年2月16日) 博報堂ケトル代表であり、Webをはじめテレビ、イベント、雑誌などアウトプットするメディアの種類を問わず、クリエイティブディレクターとして活躍しているのが嶋 浩一郎氏です。クライアントの課題を解決するために、例えば漫画「島耕作シリーズ」の主人公が社長に就任した際に実際の記者会見を行うなど、広告という範疇に止まらないプロジェクトを数々手がけています。そんな嶋氏が考える「本当にクライアントの課題を解決するためのノウハウ」について伺いました。 メディアをニュートラルに考える―嶋さんは博報堂でPRや雑誌『広告』の編集長などを経て、2006年に博報堂ケトルを設立されました。御社と博報堂との棲み分けはどのようにされているのでしょうか。 嶋:博報堂はクライアントごと、博報堂グル