25日午後、緊迫感に包まれる石堂さんの自宅には「解決策がある」と話す男性(44)が現れた。男性は「後藤さんは死なせてはいけない人。 私が身代わりになる」と宣言。人質事件をニュースで知り、身代わりになることを思いつき、首相官邸や外務省、新聞社やテレビ局に訴えたが、なしのつぶて。直接、石堂さんに話すことでどうにかしたいと考えたようだ。 しかし、石堂さんが「あなたは死んではいけない人。うちに住んで勉強しましょう。私をお母さんと呼んでください」と諭すと、男性は涙目になり、「お母さん」と呼ぶ展開となった。 といっても男性は考えを変えていない。本紙に対し、「身代わりを名乗り出たのはおとこ気です。パスポートを失効しているので、再発行まで後藤さんの処刑を待ってもらいたい。身代わりとなったら処刑されますが、構いません。その前にアルジャジーラを通して、訴えたい主張がある」と語った。 解決にはならず現実