ブコメを見ていて驚いたのが、「ダサい」という表現を使っている人があまりにも多いことだった。 言語化能力が高いと思われる人たちが多いと思っていたが、「ダサい」の一言で断じておしまい。 ポジティブな感想ならともかく、その雑な処理は「キモい」で済ませるまとめ主と大差ないだろう。むしろ俺はどちらかと言えば感情に素直でより個人的な「キモい」の表現の方が好感が持てる。「ダサい」はより俯瞰して客観的な視点を気取っている分、タチが悪い点だけブクマカらしいかもしれない。 せめてどうダサく、それがどう致命的なのか、ダサさがもたらす弊害には触れるのが最低限の礼儀だろう。 「100字で書くには狭すぎる」とか言いそうだが、それなら無言でブクマすればいい。プロの仕事に「〜それはともかくダサい」などとインスタントな暴言で溜飲を下げる、非対称性がこそが猛烈にダサいことに気が付くことはないのだろう。 「ダサい」とは何だろう