米が立っている 京橋「長谷川」 2008年12月22日 筆者 京橋玉次郎 栃尾の天然干し 日本穀物検定協会などの食味試験では、米の評価はつやなどの外観、香り、味、硬さ、粘りという5項目で総合評価するという。やや硬めの炊き上がりのこの店のご飯は、5項目総合して横綱級だろう。若き上杉謙信が戦国の世に旗揚げをした地、新潟県は長岡近くの山村・栃尾のコシヒカリ。それを天然干ししたものを使っている。炊き方はどうしているかは知らないが、とにかく旨い。 米の一粒一粒が存在を主張しているようだ。こういうのを「米が立っている」と表現するのだろうか。この旨さにひかれ、「あすゴルフに行くから」と前夜握り飯を買ってゆく酔客もいる。ランチでのおかわりは自由。「うまいもの」と考え出すとあれこれ店が浮かぶが、米のうまいところとなると、まず長谷川が思い浮かぶ。こんなご飯を白菜の浅漬けかなにかでモリモリ食べてみたい。・・・や