篠井英介初のゲイ役 「トーチソングトリロジー」各地巡演 2006年11月16日 女装したゲイの男が愛の本質を問いかける、H・ファイアステイン作「トーチソングトリロジー」(20日〜12月7日、東京・パルコ劇場)に篠井英介が主演する。ブロードウェーでの舞台は83年にトニー賞を受け、映画にもなった。 「愛の縮図のドラマです」と篠井英介=東京都内で 「日本初演を見た時は、見ちゃいけないものを見た感じでドキドキした。でも今やゲイは日常の風景。不器用ながら自分らしく生きる男を通して、孤独や人の優しさを表現したい」 同性愛の人々を描きながら、少数者の視点から既成の価値観に問題を投げかけた舞台。ナイトクラブで働くアーノルド(篠井)と恋人、養子、母との愛のかっとうを赤裸々に描く。「欲望という名の電車」のブランチ役など、現代劇の女形を演じる篠井が、自らに封印してきた初のゲイの役だ。「女形とゲイという全く違う役