毎年5月22日は、国連が提唱する「国際生物多様性の日」。1992年の「地球サミット」(開催地はブラジルのリオ・デ・ジャネイロ)で採択された「生物多様性条約」が翌年12月29日に発効したのを記念して制定されました(当初は毎年12月29日)が、その後、00年の国連総会で現在の5月22日に変更されたものです。地球サミットに先立つ92年5月22日に、ケニヤのナイロビで開かれた生物多様性条約交渉会議において条約本文がコンセンサス採択された日に因んでいます。 では、「国際生物多様性年」がいつだか、ご存じでしょうか。国連では、3年後に迫った2010年を「国際生物多様性年」と定めています。実は、2010年は生物多様性条約にとって節目の年。02年にオランダ・ハーグで開催されたCOP6で採択された「2010年目標(2010 target)」の目標年で、同年までに「生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」ことが