イスラム過激派組織がアメリカ人のジャーナリストを殺害する映像を公開したことについて、過激派に詳しい専門家は、欧米への対決姿勢というメッセージよりも、アメリカ軍がイラクで行っている空爆の中止を求めるねらいがあったという見方を示しました。 イスラム過激派組織「イスラム国」は19日、アメリカ人のジャーナリストの男性を殺害する映像を公開し、これに対して、アメリカ政府は強く非難しています。 イスラム過激派組織の動向に詳しい中東調査会の高岡豊研究員はイスラム国について、「資金や武器が豊富なため、欧米が手を出さなければ、現地で戦闘に勝てるという確信を持っている」と述べ、イラクの政府軍やクルド人部隊より戦力が優っていることに自信を示していると分析しています。 そのうえで、映像の公開について、「現地の戦闘に手を出すなという意味がある」と述べ、欧米への対決姿勢を鮮明にするメッセージという意味合いよりも、むしろ