日本人ITエンジニアが不足している状況の中、今後も組み込み開発の分野などを中心にしてオフショア開発の重要性はさらに高まるだろう。それに伴い開発件数も増え、日本人ITエンジニアが海外のITエンジニアと働く機会も増えてくる。海外のITエンジニアとプロジェクトを行ううえで求められるものは何か。 野村総合研究所が2005年に発表した調査結果によると、2004年の中国における日本向けオフショア開発・運用の市場規模は約1580億円。2008年にはその4倍の約6940億円に成長すると予測している。これは日本のソフトウェアやアプリケーション開発・運用市場の約5%に当たるという。 オフショア開発がますます活用されていくと予想される中、オフショア開発を成功させるためにはどのようにすればいいのだろうか。そして日本人ITエンジニアが生き残るには? 日本海隆(ハイロン)の取締役社長を務める齊藤肇氏に話を聞いた。 日