4日午前、千葉県のいすみ市と大多喜町を結ぶいすみ鉄道の国吉駅と上総中川駅の間で走行中の列車が脱線する事故がありました。乗客100人余りにけがはありませんでしたが、いすみ鉄道は5日と6日は全線で運転を見合わせ、代行バスによる輸送を行うとしています。 いすみ鉄道によりますと4日午前8時10分ごろ、いすみ市の国吉駅と上総中川駅の間を走行していた大原発上総中野行きの列車で異音がしたため、運転士が緊急停止しました。 列車は2両編成でいずれも脱線していて、あわせて8つある車軸のうち6つがレールから外れていたということです。 当時、列車には通学中の高校生を中心に104人の乗客と運転士1人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。 現場は国吉駅から西におよそ500メートルの場所で、事故を受けて国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が、車両のほか脱線した場所の手前およそ100メートルにわたってレールを調べ