〈男はガムと一緒。味がしなくなったら、また新しいガムを食べればいい。だって、地球上に男は何人いると思っているの? ……35億〉。こんなセリフで、お茶の間を席巻したブルゾンちえみ(27)。だが、ネタが続かなければ一発屋に終わるのが芸人の世界だ。最近は、すべり気味ともいわれるブルゾンだが“生き残り”の二発目はあるのか、本人に聞いてみた。 *** ブルゾンちえみがブレークしたのは、2017年の元日に放送された「ぐるぐるナインティナイン」(日テレ系)である。 「あの番組はオーディションが6回も7回もあるんです。だから合格するたびに宝くじに当たったような気持ちでした。自分の出演部分は家で見ていたのですが、終わったらずっと携帯が鳴りっぱなし。ツイッターもフォロワーが900人ぐらいだったのが、いきなり数千。今では66万人まで増えています」 そのブルゾンは岡山出身。教育者一家に生まれ、島根大学教育学部に進