2019年1月13日のブックマーク (5件)

  • 子どもの家庭背景による学力格差は根深い――学力の追跡的調査の結果から考える/中西啓喜 - SYNODOS

    1.はじめに 2018年8月2日、大阪市の吉村洋文市長が、文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査(以下、「全国学テ」と表記)の数値目標を市として設定し、達成状況に応じて教員の手当を増減させる人事評価の導入を検討すると発表したことが話題になっている。 そこで稿では、改めて、学力の獲得がいかに子どもの家庭背景によって「根深く」左右されているのかについてデータを示していく。そして読者には、データを見たうえで、こうした教育への介入が適切な方向であるかどうかについて考えるきっかけにしていただければ幸いである。 2.全国学テによる学力格差の実態 文部科学省が全国学テを格的に毎年実施するようになったのは平成19年度からである。この調査の主たる目的は、「義務教育の目標の実現状況の評価と検証」としているため、児童生徒の家庭環境についての情報収集は、基的にはほとんど行われていない。しかし、平成25年

    子どもの家庭背景による学力格差は根深い――学力の追跡的調査の結果から考える/中西啓喜 - SYNODOS
  • 平日練習わずか50分「フィジカルとデータで高校野球に革命を起こす」山奥の進学校(2)王道を疑え(高木遊) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    カルチャーショック これまでの高校野球の常識を覆す様々な取り組みは第1回の記事「理不尽より数値」で紹介したが、ではなぜそのような思考に至ったのか。そこには岡嵜(おかざき)雄介監督の異色の経歴によって得た経験が大きい。 武田高校硬式野球部の理念の1つに“王道とされるものがあるからこそ、常に常識を疑い打ち破る”という意味の「カウンターベースボール」という言葉がある。 だが岡嵜監督は広島県内では「ド王道」と言える伝統校・広島商の出身だ。2年春にチームは甲子園出場を果たしたが、自身はスタンドで応援。最後の夏には二塁手のレギュラーを獲得したが、当時急激に力をつけていた如水館に敗れて16強で敗退。当時の厳しい練習や上下関係に耐えながらも甲子園出場は叶わなかった。 その後一般入試で入った神戸学院大で外野手として活躍し、社会人チームのワイテック(現在廃部)で2年間プレーした。 だが、24歳の時に「どうして

    平日練習わずか50分「フィジカルとデータで高校野球に革命を起こす」山奥の進学校(2)王道を疑え(高木遊) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 平日練習わずか50分「フィジカルとデータで高校野球に革命を起こす」山奥の進学校(1)理不尽より数値(高木遊) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    大阪桐蔭の史上初となる2度目の春夏連覇、準優勝に躍進した金足農旋風に沸いた100回目の夏の甲子園(全国高校野球選手権)。年を越え、今夏には101回目を迎え、昨今のスポーツ界や教育現場で噴出する問題からも表れているように、高校野球もまさに新時代・新世紀に入っていく。 そんな中、これまでの常識を打ち破ろうとする学校がある。それが山陽新幹線の東広島駅から車を走らせ20分弱の山奥にある私立武田高校。2015年秋から指揮を執る岡嵜(おかざき)雄介監督によれば「最寄りのバス停とコンビニまで徒歩40分」だという。 1934年夏の甲子園(当時は全国中等学校優勝野球大会)を制した呉港高校と兄弟校(学校法人呉武田学園)にあたるが、武田高校には甲子園出場経験は無く、全国球界にはまったくもって無名の存在だ。 だが、昨秋の広島大会で8強に躍進。準々決勝では春夏通算甲子園出場46度(うち優勝3回)の広陵を相手に4対6

    平日練習わずか50分「フィジカルとデータで高校野球に革命を起こす」山奥の進学校(1)理不尽より数値(高木遊) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 偏差値は数ある価値観のひとつにすぎない ICT導入で実現する「生きたいように生き続ける力」を育む学び方

    2018年8月25日、ICTを導入している先進校などに学ぶ「新たな学びの実践事例セミナー」がすららネットにより開催されました。東京会場には、札幌新陽高校で校長の右腕として活躍する中原健聡氏が登壇。「入学者を1年で2倍に伸ばした“気で挑戦し続ける人の母校”」をテーマに、プロジェクトベーストラーニング先進校のICT活用事例について語りました。パートでは、すららネットの導入で変わるこれからの教育のかたち等についての講演の模様をお送りします。 生きたいように生きるには、やり抜く力が必要 続いて、「すらら」をどうやって活用しているのかについてです。 先ほどお話ししたこういった特徴があるなかで、重きを置いているのはここです。ただ基礎学力を上げるためではなく、「すらら」を使ってやり抜く力をつけた結果として基礎学力が上がる、というのが狙いです。 やり抜く力をつける理由として、僕は生きたいように生き続け

    偏差値は数ある価値観のひとつにすぎない ICT導入で実現する「生きたいように生き続ける力」を育む学び方
  • 価値観を変えるべきなのは、子どもではなく大人 廃校直前の学校を蘇らせた「2つの改革」

    2018年8月25日、ICTを導入している学校に学ぶ「新たな学びの実践事例セミナー」がすららネットにより開催されました。東京会場には、札幌新陽高校で校長の右腕として活躍する中原健聡氏が登壇。「入学者を1年で2倍に伸ばした“気で挑戦し続ける人の母校”」をテーマに、プロジェクトベースドラーニング先進校のICT活用事例について語りました。パートでは、中原氏が教育に目覚めたきっかけから、学校が抱える課題感とその改革についての講演模様をお送りします。 「校長の右腕」という公職に就いた理由 中原健聡氏:中原と申します、今日はよろしくお願いします。キャリアは、大阪体育大学というところを出て、プロサッカー選手になったことから始まります。スペインに行って3年ほどプロサッカー選手をしていたんですが、プロになった過程が面白いということから、キャリア教育の一環で講演に呼ばれて、こうやって話をさせてもらう機会が

    価値観を変えるべきなのは、子どもではなく大人 廃校直前の学校を蘇らせた「2つの改革」